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ラインの中に戻ってくる値動き

オージー円にチャネルラインを引くと、下記のように、どうしてもラインをはみ出してしまいます(丸印全て)。もちろん引き方しだいなのですが、引いていたラインをブレイクしたと思ったら、くるりと反転してラインの中におさまることは多々あります。

このように、ラインをブレイクした直後に戻ってくる値動きを、「ロストモーション」と言います。誰がそんな名前をつけたのか知りませんが、ギャン理論のようです。人によって定義は異なるかもしれません。また、ギャン理論自体使うトレーダーがほぼいないでしょうから、知らなくてもいいでしょう。ギャンラインを使ったときだけロストモーションと言うのかもしれませんが(完全に間違っていたらすみません)。

ラインをはみ出した部分は、個人的には「ヘッド」とよんでいました。ヘッドの左右はラインで止まるので、ヘッド&ショルダーズに見えるからです。ヘッドが出たとき(ロストモーション?)になったとき、ラインを複製し、外側に移動するのが基本です。

こうすると、ネックラインが斜めの帯状になるので、おおよそのレジスタンス帯とサポート帯がわかります。斜めに引いたら、次は水平ラインです。

30分足で見てみます。

水平ラインを引くと、三角形ができました。
この後チャネルラインを上抜けると、この中でもみ合いでしょうか。少なくとも、トレンドがイメージできるポイントではありません。

逆に、ロストモーションになって再度下げ始めた場合は、直近の下げ方になるか注目です。今週の5分足ですが、短期の下降トレンドが発生すると、戻りがなく数時間下げ続けています。同じような下げになる可能性があるので、下げた場合は入り易そうです。

1日の中で、短期トレンドはどこかしら発生します。方向性が出る前に、やみくもにトレードするのではなく、動き始めたらそれに乗るようにします。「トレード回数を減らす」、というと、トレーダーとしては何だかつまらないですね。しかし、トレード回数を増やしたからといって、勝てる世界ではありません。ゲームとして相場に参加するのか、それとも仕事として生活費を稼ぐ場なのか、状況によりトレードの戦い方は異なります。いわゆる、戦略です。どの立ち位置で参加しているのか、考えてみてください。