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スキャルピング|安全な順張り戦略3つ

金曜日のドル円は、ニューヨーク時間に短期トレンドが発生しました。70分で100pipsほど下落しているので、強いトレンドと言えます(下記1分足チャート)。このような短期トレンドはスキャルピングのチャンスです。

順張りでエントリーする場合、3つのルールを決めています。

①1段目は見逃す
②戻り売りをする
③順張りは3段目まで

1.1段目は見逃す

短期トレンドは、「3段上げ」「3段下げ」が基本です。3段のカウントは、戻りをつけて移動平均線付近まで到達したら1段としています。ふたたび下落していけば2段目です。ただ、1段目は下降トレンドかどうかわかりません。

戻りをつけたとき、2段目の下落が始まれば、強いトレンドかもしれないと認識できます。1段で終わる動きも多いので、1段目が出たからといっていつも順張りしていると、ダマシに引っかかってばかりです。1段目はトレンドかどうか判定できないので、2段目と3段目の下げを狙います。

2.戻り売りをする

移動平均線付近まで戻し、そこからトレンド回帰するのが基本です。この戻りからトレンド回帰したときの値幅が大きいので、一番の順張りすべきポイントと考えています。安値更新している時に突っ込み売りをすると、すぐに戻って含み損になるか、かりに含み益になってもすぐに利食いしたくなります(下げ途中で入るとビビりが入るので)。

下げが強ければ突っ込み売りも問題ありませんが、基本としないです。移動平均線からの下げ始めでエントリーするようにします。戻るまで引きつけることが大切で、エントリー直後に戻りが発生して含み損をかかえることが少なくなります。

3.順張りは3段目まで

短期トレンドは、「3段上げ」「3段下げ」が基本です。これはエリオット波動、ダウ理論、グランビルの法則などの「値動きの特性」でも同じです。3段下げを達成し、戻りを付けたらその後4段目、5段目とあるかはわかりません。順張りは要注意です。3段下げの後、移動平均線を上に突き抜けてもショートしていると、含み損になりそれまでの利益が飛びます。

3段下げのカウントができて、移動平均線を上に抜けたらひとまず順張りは終わりにします。ショートの順張りをするなら、ローソク足が移動平均線より下にある時だけにする、というルールもありです。大暴落を期待し、いつまでも順張りしていると、最後につかまって利益を失う回数が激増します。

「どこを狙うか」だけでなく、「どこで止めるか」、も重要です。

まとめ

取れる時、そうでない時があり、パーフェクトなトレードができる短期トレンドはほとんどありません。値幅の一部が取れるくらいです。今回のように70分で100pipsの値幅が出たなら、そのうち数十pipsが取れます。

利食いして戻ったところでエントリーし利食いして、、、ができれば100pips以上取れるのですが、それは1段・2段・3段のすべての順張りと逆張りがドンピシャで入れた時くらいでしょう。天底まで求めてしまうと、毎日ストレスがたまるだけです。

利幅が少なくても、期待値が高ければ資金は少しずつ増えていきます。負けなければトータルでは満足度は高いです。大切なことは、ルールを決めておくことです。これがあれば、違う値動きになっても、見逃すとか例外として認識できるとか、何かしらの対応ができるのです。自分だけのルールは本当に大切です。