チャート分析 PR

通貨ペア比較|分かれ道となった窓

先週の月曜日は、窓開けでスタートしました(参考:テクニカルでトレードできる「窓開け」)。窓は強いサポートライン、レジスタンスラインになりますから、1週間でどのように機能したのかチェックしておきます。まだ機能していれば、今週もネックラインとしてトレードしやすくなります。

まず、ポンド円です。
ギャップダウンでスタートし、火曜は窓を下抜けましたが、けっきょく窓に収束する形でもみ合いとなりました。199.50円はレジスタンスラインになりそうです。

ドル円は、ギャップダウンから木曜日のアジアまで下落。それから急反発しています。今週も、ポンド円と同様に窓がレジスタンスラインになりそうです。ただ、窓開けから翌週になっているので、強さは薄れてくるでしょう。ほとんど反応しない可能性もあるので、窓だけでトレードはしません(ポンド円も)。

ポンド円とドル円は、窓より下で先週クローズしていますが、窓を上抜けたのがオージー円とユーロ円です。まずオージー円は、木曜日に窓埋めのネックラインがレジスタンスラインからサポートラインへ、ロールリバーサルしています。

ユーロ円の方が顕著かもしれません。窓埋めのレジスタンスラインが強く意識され、何度か反落しています。それから金曜日に上抜け、年初来高値で引けています。移動平均線はパーフェクトオーダーですし、かなり強い印象を受けます。

4時間足で見てみると、高値圏でもみ合いした後のブレイクの可能性があります(下記チャートAの箇所)。それまでのチャネルラインから、新しいチャネルラインに移行するのでしょう。そうすると、新しい波のトレンドが始まり、かなりの値幅が出るかもしれません。

実際にどうなるか分かりませんが、173.00円を下抜けない限り、トレードはトレンドフォローのロング戦略でいこうと思います。落ちる時は急落するのでしょうが、それを恐れてロングしないのはもったいない、というのが経験上の判断です。急落してもスキャルピングできるので、どちらにしても注目すべき通貨ペアかなと思います。

ポンド円とドル円は窓より下でクローズ、オージー円とユーロ円は窓より上でクローズしているのが面白いところです。今週はどう動くのか、ポイントを絞って観察できそうです。