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デイトレード|トレンド乗る前の作法

デイトレードでポジションを取るとき、考えることは『今から値幅出すとしたら上か下のどちらか?』という点です。前市場でトレンドが発生していると、その流れを引き継ぐかどうかを見ればよく、トレンド継続ならトレンドフォローをするだけです。全市場まで流れがないもみ合いだと、トレンド発生を見極めなければならず、これは難易度が高いです。

また、前市場までトレンドが発生していて、押し目や戻りがあるとさらに判断しやすいです。押し目や戻りを待つ、ということです。

直近のユーロ円を見てみます。
次は15分足ですが、AからBまで下げたとき、移動平均線がパーフェクトオーダーになっています。ただ、Bまで到達しただけでは、トレンド発生かわかりません。Cで戻りがあり、フィボナッチ38.2%で反落しています。そしてCから下げ始めているのがポイントです。BC間に戻りすぎない『戻りかある』ということです。

トレンドは、いつどこから、どれくらい発生するのか毎日予測するのは難しいので、私は予測しません。ABという第1波が出た後、戻りがあったらC以降の第2波でエントリーを狙います。そうするとチャート分析がかなり楽になります。

また、第1波や第2波など、波動の定義はないので、大きな戻りがあれば次のチャートのように第1波の波動を変えます。Cまで戻した時、もしかしたらAB間の戻りになるかも、という判断ができれば良いでしょう(戻りすぎない戻りを確認)。

あとは、時間帯です。
私はロンドンから値幅が出る時にエントリーしたいので、Cの戻りからの下げがロンドン時間なら、『これから下に値幅出るかもしれない』と考えてポジションを取ります。

戻りがあるからポジションが取れます。押し目や戻りがないと、どこまで値幅出るか分からないのでエントリーしにくいです。次のように、上げ相場で押し目がないと、まずは入れません。ロングできないです。

下記はポンドニュージー15分足です。同じ上げ相場でも、押し目があればエントリーしやすいです。AB間で値幅出した後、Cまで押し目つけているので、トレンド継続ならBを上抜けてきます。ロンドンから上げ始めれば、それまでの流れを継続とみてロングする形です。

簡単にまとめると、次の3つをチェックします。

①前市場までの流れはどちらか
②ロンドンから値幅がどちらに出そうか
③押し目や戻りはあるか

これが目線であり、あとは各々が使っているテクニカルでタイミングをはかれば良いと思います。目線を決めて、タイミングをはかる。デイトレードの基本です。