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チャート分析の5つの手順と実例

チャート分析は毎日行ないます。
複雑な分析や手順が多すぎると、途中で面倒になるなど長続きしません。簡単なルーティンを決めることが大切と感じます。私の場合、チャートを開くと次の手順でチャート分析します。

①水平ラインを引く
②トレンドラインを引く
③チャネルラインを引く
④高値と安値をチェック
⑤ストップロスをチェック

たったこれだけでも、上位足から①から⑤を行なうと、上昇トレンドか下降トレンドか、それともレンジなのか流れが認識できるのと、ネックライン(チャートの節目)がわかります。ネックラインが見つかると、次の3つを考えます。

・ネックラインを目指しているのか
・ネックラインをブレイクしたのか
・ネックラインで反転したのか

現在のオージー円で見てみます。
15分足です。

横と斜めのラインは、昨日のブログと同じ引き方です。

①から⑤の手順を行なうと、ABが安値でストップロスとほぼ一致しています(今日9時の時点)。Cに来る前から、94.40円から94.50円付近のCがネックラインになるのと、下降トレンドの最中であることがわかります。

ネックラインが見つかれば次の手順でした。

・ネックラインを目指しているのか
・ネックラインをブレイクしたのか
・ネックラインで反転したのか

ネックラインを目指してショートするなら、昨日より前にショートする。ネックラインをブレイクしてからショートするのが今日である、というだけです。見ているネックラインは同じでも、ネックラインの使い方が異なります。ネックラインをゴールにするのか、それともスタートにするのかの違いです。ネックラインブレイクを目指して何日もショートホールドも可能で、トレードスタイルの違いです。

Cの場面を5分足で見てみます。

エントリータイミングは、チャートパターンなどのテクニカルを使います。S波動はチャートパターンではありませんが、波動のパターンということでここでは使っています。トレードはタイミングが難しく、目線が合っていてもタイミングがずれると損します。時間帯や経済指標など、チャート以外にも注意を払います。

まずは、エントリータイミングをはかる前に必要な、チャート分析の簡単な手順が大切です。自分なりに、手順を決めておきましょう。チャートを見て、いきなりエントリータイミングを合わせようとしても、無理な話です。手順①からていねいに行なう意識をしましょう。