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トレンドライン|基本的な役割

今回は、基本的なトレンドラインをみていきます。
一番基本的な事ですが、もう大丈夫でしょうか。まずトレンドラインをなぜ引くのかという事です。引いたところでどうするのか? と私は最初考えていましたので、引く意義がまるっきり分かっていませんでした。

「トレンドは継続する」という点がまず前提として理解できていないといけません。相場はトレンド相場3割、レンジ相場7割とも言われています。トレードは、トレンドが発生した時、もしくはトレンドが発生している最中にエントリーする事が多いです。

つまり、エントリーするための第一歩だと考えています。これはスキャルピングやデイトレード関係なく同じです。トレンドが今どんなものなのかを把握するために引きます。トレンドは継続する、という前提が無いとトレンドラインを引いても何も頭に入ってきませんし、引いてもそれで終わってしまいます。ラインを引いて、そこからどちらへ動きそうか、節目となるポイントを見つけたり上げるパターンや下げるパターンを考えたり、相場の勢いやラインの角度を見たり、様々な情報がライン1本で得ることが出来ます。

ラインを引くことよりも、トレンドは継続するもので、今どんなトレンドなのかを把握するためのツールに過ぎないと思っています。トレンドを把握するために一番便利なツールといったところです。トレンドライン自体が大事なのではなく、ツールとして大事なだけであってトレンドの流れを把握する方がよほど重要です。

では、ラインを引いてみます。
引き方は高値と高値を引く、安値と安値を引くだけです。注意する点は、実体(終値ベース)で引くのか、ヒゲ(最安値・最高値)で引くのかです。どちらかの正解はありませんので、両方で引いてみるといいと思います。個人的は、まず実体(終値ベース)で引くことが多いです。

チャートを見てみましょう。

下落のラインと上昇のラインとなります。ABが出てればラインを延長するとCが出てきますね。BDが出ると、そのままラインを延長してそのトレンドの角度が出ます。トレンドラインを引く事よりも、トレンドラインを引く意義に注目して下さい。