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N波動がタイミング|FOMC後のドル円

FOMCは、ハト派の内容でした。

FOMC待ちだったマーケットは、素直に反応していますね。アジアタイムで、ドル円が107円台になり、107.80円のサポートラインを下抜けています。ただ、実際のトレードで、どのように立ち回るかが大事です。パウエル議長のハト派発言を聞いてからドル円をショートするのは、あまり現実的ではありませんし、再現性がありません。

※ファンダメンタルでトレードしているならナイストレードになります

ファンダメンタルがハト派で下向きなら、あとはテクニカルが必要です。再現性の高いトレードをするには、やはりテクニカルが重要です。上か下かを予測するならファンダメンタルだけでいいのでしょうが、私たちのような裁量で行なう個人トレーダーは、次の条件があります。

・下げるポイントでエントリーし、
・止まるポイントでイグジットする。

つまり、タイミングを測る必要があるのです。
いつ入り、いつ出るのか、これはファンダメンタルではどうにもなりません。そのため、テクニカルが必要になると考えています。

テクニカルで判断すると、次のようなトレードが可能です。
15分足です。

FOMCが第一波だとすると、アジアタイムまでに第二波が戻りと想定できます。理由は、第一波で108.00円という安値をいったん下抜けし、しっかり反発しているのと、同時に、移動平均線がパーフェクトオーダーになっています。第二波の戻りが、これから下げるための、助走と考えることができます。そうすると、ちょうどN波動が描けます。

また、25EMAにタッチしていて、FOMC後のもみ合い上限にあたります。さげたのは結果論としても、「下げるならココから」というポイントです。これにファンダメンタルのハト派を加えると、ショートしていいポイントでしょう。いつもこのような時にトレードしていると、間違いなくトータルで勝てると思います。そういうチャートの形です。

ちなみに、私もショートしてすでに利益確定しています(+35pips)。利食いポイントは、チャートの第三波の達成です(N計算)。107.80円を下抜けたのだから、ホールドすべきかもしれませんが、アジアタイムだけの短期デイトレードです。ローソク足と移動平均線が乖離していて、移動平均線がプライスに追いついていません。さらに下げるなら、上から移動平均線が追いかけてきます。それが戻りになるので、そのときにトレードすればいいかな、と思います。

アジアタイムでトレードできる方は少ないと思いますが、ニューヨークでもトレードはできるでしょう。天底を取ろうとすると、機会損失感に苦しみます。突っ込み売りはせず、戻りを待つ姿勢は間違っていません。利益を上げるのは、タイミングも大事だと意識しておきましょう。