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デイトレード|ブレイクしても値が走らない

デイトレードでは、トレンドにのることが重要だと伝えています。しかし、パーフェクトオーダーが出たからといって、なんでもかんでもエントリーしていると連敗します。

次のチャートはポンドニュージーの1時間足です。

パッと見、パーフェクトオーダーが出て良い感じのトレンドに見えます。かりに、安値ブレイクしたときに、ショートしたとします。それが丸印のポイントになり、ここでは9箇所です。実は、ショートしたあとにすぐ利食いしなければ、全て含み損になります。安値ブレイクしたからといって、そのまま急落していないのです。

わたしは、戻り売りを基本としているので、ブレイクする度にエントリーすることはありません。ただ、ブレイクしたときにショートすることもあるので、もしここでブレイクエントリーしていれば、9連敗の可能性もあります。

では、ブレイクエントリーではなく、戻り売りをねらってエントリーするとします。15分足を見てください。

かろうじで、矢印の3箇所が勝てるポイントでしょう(私の場合)。左側の2箇所は、最初のトレンドに乗ることができ、S波動の戻り売りになります。ブレイクエントリーよりも、トレード回数は減りますが、戻るまで待つ姿勢だと確度が高くなることが分かります。しかし、途中で戻りがあり、N波動が観測しにくい箇所があります。

なんだか、トレンドフォローは難しい感じがします。本当に難しいのでしょうか。そうではありません、大局を見ていませんでしたね。大局とは、15分足と1時間足よりも、長い時間足です。

日足を見てください。

実は、日足では全く下降トレンドでは無いです。
むしろ、上昇トレンドの中の小休止といえますね。日足は上向き、1時間足や15分足と、逆です。そのため、15分足や1時間足レベルで安値ブレイクしても値が走らないということです。このように、上位足と下位足の方向性が一致しているかどうかは、とても重要です。

かりに、日足が下降トレンドなら、15分足や1時間足で安値ブレイクすると、きれいな下降トレンドが出る確率が高くなります。

先週まで、ポンドニュージーではなくポンド円をショートしていたのは、このような理由です。同じポンドでも、ポンド円は上位足で大きなネックラインを下抜けて下降トレンドでした。これだけでも、どの通貨ペアがやり易そうか、決めることができます。上位足と下位足は、セットで見るようにしましょう。