三角もち合いで見ていたドル円ですが、昨日きれいに下へブレイクしました。このブレイクはダマシが無く、レンジ→ブレイクの典型です。ダマシがあると、「どこで入っていれば良かったのか?」と疑問になる事がありますが、ダマシがない場合はN波動が分かりやすく出ますのでエントリーしやすいパターンだと思います。
まず、30分足チャートです。
上昇トレンドラインを下抜けましたが、それだけではショートするには根拠が弱いですね。2つ以上の根拠があればいい点は、常にお伝えしたい点です。他の根拠を15分足で見てみましょう。
上昇トレンドラインをブレイクしたポイントは、24日の安値であるサポートラインでもありました。もし、ブレイクの時間がずれていたら、トレンドラインとサポートラインがずれるはずです。また、23日の安値と24日の高値のフィボナッチで50%ぴったりです(上図ではフィボナッチ引いてません)。Aが半値押しで直近安値という事になりますね。
5分足と1分足で、ブレイクした箇所を見てみます。まず5分足です。
ブレイク直後は迷っているのですが、レジスタンスラインが蓋をしているような感じで、上にいけない状態です。次に、1分足です。
30分足では陰線が連続しているだけに見えますが、1分足や5分足ではN波動の軌跡を作っています。スキャルピング、デイトレード、スイングトレードにしても、実際にエントリーするのは短い時間足を見ながら考えますので、このような、チャートが出来上がるプロセスに着眼して頭に入れると経験値につながるはずです。4時間足だと次です。
Aと同じく、Bがダブルトップです。ただ、ダブルトップができる環境が重要です。Aのようにトレンド天井圏で出るダブルトップは、反転型の典型です。しかし、Bは移動平均線の中心、レンジの中でできたダブルトップですので、ダブルトップ自体は大きな意味は持たないでしょう。ただ、今回はネックラインがチャート左端から機能していますので、ネックラインがあるからダブルトップができた、と考える方が妥当です。
Aが、ダブルトップ>ネックラインなら、Bはダブルトップ<ネックラインでしょうか。