今回は、フィボナッチを使った例を1分足で見てみます。トレンドが出ると、一方向にずっと進む訳ではなくて、必ず「押し目」と「戻り」を形成しながらトレンドは継続しますね。この、「押し目」と「戻り」のタイミングを計るのにフィボナッチが役に立つ事が多々あります。
昨日のポンドドル1分足です。
まず、Cから下落トレンドが始まってAの箇所までが初動です。初動は4分間続いた事になります。次に、戻しを付けて第2波となるのですが、Bの箇所が戻しポイントとなります。
ここでフィボナッチを当ててみると、戻しポイントは38.2%になります。当て方は、初動のスタートポイントであるCと第1波の最安値のAを結ぶとチャートに数字が出てきます。フィボナッチを使った事が無い方は、この機会に是非使ってみて下さい。第2波、第3波とトレンドが継続していく場合ですが、フィボナッチでみると23.6%か38.2%が戻しポイントになる事が多いです。
もちろん全てではありません。いつもフィボナッチに乗ってトレンドを出すわけではないので、23.6%や38.2%が押しか戻しになったら、第2波がくるかもしれないと予測する使い方をしています。下落の場合に順張りとして、23.6%にきたから戻りだと予測してショートするのは危険です。
フィボナッチが利くかどうか分かりませんし、第2波が出るかも分かりません。また、38.2%まで戻すかもしれないですし、50.0%まで戻すかもしれません。ですので、フィボナッチだけを根拠として順張りをするは注意した方がいいです。順張りとして使うのが悪いのではなく、根拠がフィボナッチだけというのが駄目という事です。
他の根拠と併せて使うのはエントリー根拠がいくつもあって良いと思います。その後、どう価格が推移したかと見てみます。
Dの箇所まで第2波が出ましたので、CからDまで結んであげると、Eの箇所が23.6%で反応しているのが分かります。Eで止まった後は、上にいくのか下へいくのか揉んでいます。
今回は、
第2波以降のトレンドを出すときは、フィボナッチの23.6%か38.2%で押しや戻しになる事がある。というトレンドです。違う表現をしますと、初動の押しや戻しが23.6%か38.2%で反応していると、さらにブレイクして第2波以降がある可能性がある。という事にもなります。
1分足だと、トレンドが出るたびに数分で検証ができるので、かなり多く分析できると思います。