チャート分析 PR

チャート分析でまず目線を決める

私がトレードを開始するのは、朝8時前後です。
まず、ニューヨーク後半(日本時間深夜)のローソク足をチェックし、ニュースや株価をサラッと見ます。そして、チャート分析してその日の目線を決めます。目線とは、「上昇」「下落」「様子見」です。スキャルピングなら、動けば順張りも逆張りも関係なくエントリーしますから、目線はそこまで重要ではありません。

デイトレードの場合は、押し目待ちなのか、それともショート狙いか、はっきりさせます。それから1日のトレードを開始します。そして、アジアの午前中が終わったら、再度目線をチェックする流れです。目線が決まっていると、その日のトレードはとても楽です。イメージ通りになればエントリーするだけだからです。狙いが定まっているので、ローソク足1本1本の観察も深くなります。

たとえば、昨日のオージー円を見てみます。

戻り売り狙いの下目線だったので、戻りを待つという目的は決まっています。あとは、どこでエントリーするかだけでした。戻り売りといっても、上げたらショートエントリーすればいいものではありません。下げはじめるときに、ピンポイントでエントリーするのがベストです。

私が目を付けたのは、Aの箇所で陽線が10本ほど連続しているポイントです。Aのように陽線が連続した場合、そろそろ陰線が出ると分かります。陰線がでたとき、それまでの10本の陽線よりも、長いローソク足で、しかもティックが早くなると、スピード感が出ます。ボラティリティが出はじめると、短期的に値幅を出すので、それが下方向になりやすいということです。

あとは、下目線ですから、高値を切り上げていないかなど見ています。なお、Aのポイントでは、15分足の移動平均線はパーフェクトオーダーですから、トレンドに逆らわないポジションです。

実際は下げずに反発し、失敗になりましたが。
トレードでは負けるとなりますが、チャートから情報を引き出し、トレード根拠を見つけるという作業が必要です。根拠があれば、イグジットや損切りも淡々とできますし、何よりも検証ができます。相場観でトレードばかりやっていると、検証ができないんですよね。ですから、勝てる時期とそうでない時期の差が激しくなります。テクニカルで根拠を持ち、検証し続けることが、結果的に安定した結果になると思います。

極端な話、FXは不確実性が極めて高い世界ですから、トレード根拠なんて意味あるか分かりません。また、根拠なんて何でもいいのでしょう。ただ、しっかり検証ができるものかどうかは、とても重要です。検証できるものは、目に見えるものです。チャートは視覚情報ですから、検証ができるのです。