トレード手法には、順張りと逆張りがあります。ただし、ある時間軸に対して順張りでも、他の時間軸では逆張りになる場合があるので、自分のやり方がどちらになるかは重要ではありません。日足は上昇トレンドでも、エントリーするときは5分足で逆張りになるなど、普通にあります。また、スキャルピングの場合は、順張りと逆張りを数分おきにトレードするなど、一概に決められません。
それ以外にも、レンジプレーと考えることもできます。ここでは、トレード手法の大きな枠として、トレンドフォローかレンジプレーかを見ていきます。
私が強く意識しているのは、今から自分がどちら(トレンドフォローかレンジプレー)をやろうとしているのか、しっかり決めることです。トレンドフォローの目線だったのに、突然レンジプレーをやろうとすると、適当なトレードになるからです。上目線から下目線に変えるとなると、真逆のポジションですから、根拠なくトレードすると往復びんたをくらいます。
現在のポンドドルを見てください。
1時間足です。
約1ヶ月ほど、上げたら下げる相場が続いています。レンジプレーなら、上でショートして下でロングすれば毎回利益でしょう。しかし、トレンドフォローの思考のままだと、すぐにレンジプレーの思考にはなりません。おそらく、どんな相場でも勝てるトレーダーは、その切り替えがすぐにできるものと思います。つまり、「目線をすぐに逆転できるか」が重要です。
毎日トレードしていると、目線が正しいこともあれば、間違っていることもあります。間違っている時に、すぐに真逆の思考に転換できないと、トレードでは勝ち続けるのは難しい気がします。そのため、目線が合っているかとどうかは、かなり気を使っています。トレンドフォローでいいか、それともレンジプレーか、チャートを見る度に考えています。
正しい目線でいるには、チャート分析をして考える時間を作るしかないでしょう。上記の1時間足でレンジでも、それがどんな環境でレンジになっているのかなど、重要です。ちなみに、下記の日足のように上昇トレンドの天井圏でもみ合っている状況です。
トレンドフォローをしようとしているのか、それともレンジを見越しているのか、しっかりと決めてからエントリーするようにしたいです。また、間違ったときは、目線をすぐに転換する柔軟な思考回路にしましょう。自分の考えに固執せず、チャートから判断するようにしています。