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スキャル比較|雇用統計とジャクソンホール

先週の金曜日は、パウエル議長の講演で相場が動きました。1分足のドル円を見ていると、今月の雇用統計と似たような値動きに見えます。個人的にはどちらも勝てなかったので、共通の問題点があるのでしょう。

いずれ、同じような相場がくると同じトレードをするはずですから、また負けることになります。「次に同じような相場がきたらこういうトレードをしよう」、と頭に入れておくべきですね。

まずジャクソンホールの1分足です。

順張り以外は勝てないとわかります。
では、どこでショートするのか?
陰線が出ている最中に、最安値で突っ込み売りをするのは、得意ではありません。どうしても数pips戻りがあると損切りしてしまいます。結局そのローソク足は陰線になり、あと1分ホールドしておけば良かったと後悔することになります。

そこで、戻りの陽線が出て下げ始めたらショートすれば良いかなと思います。「3本押し、3本戻し」です。1から3の丸印でできます。3は損切りがあるかもしれませんが。数本の戻りがあり、トレンド回帰が2回あります。勝率よりも、利幅を伸ばすことが何よりも大切です。これは絶対に忘れてはいけません。

そして、下記チャートが8/1の雇用統計のドル円です。

3本戻しの通りエントリーすればいいのですが、2から6までは戻りが多くて難しいかもしれません。高値を切り上げないので、いかにテクニカルでトレードできるか、でしょうか。また、Aは前回の陽線を切り上げたので損切りになり、また順張りで取れそうな場面です。

ジャクソンホールも雇用統計も、移動平均線まで到達しない小さい戻り(3本戻り)が最初に数回あり、それから移動平均線に到達するかいったん上抜ける大きめの戻りがあります。高値を切り上げない限り順張りすべし、ということでしょう。戻りを恐れ、この1時間半の下げを全く取れないのは、負けるトレード思考です。今後も似たような相場では負けるでしょう。

そうならないよう、少し戻したら順張りをする、というトレードを徹底しなければならないです。ただ、こんなに下げる相場は珍しく、順張りしたら大きな反発があり結局負けるかもしれないです。それは分かりません。ただ、こういう相場でしっかり順張りする癖をつけることが、トータルで勝てるのではないかと思います。

「損失も少ないけど利益も少ない」
これでは、トレードしている意味がないです。取れる時に利幅を伸ばし、pips幅の貯金を作っておくのが長期的に勝てるやり方です。順張りは、効率よく「損益率」を上げることができる場面です。きちんと実践していきたいと思います。