チャート分析 PR

1分足のフィボナッチ

今日は11時に、ニュージーランド中銀の政策金利発表がありました。NZDが短期的に動いたので、テクニカルで見てみます。ポンドニュージーの5分足です。

ポンドクロスだともの凄い値幅が出ます。今日の指標では、20分で140pipsの急落となりました。ドルストレートやクロス円の指標で、これくらい値幅が出る機会は最近ありませんが、見方は同じなので参考にしてください。今後、強烈なヘッドラインが出た時は、同じ位値幅が出ることもはあるでしょう。いづれそのような相場はやってきます。

最初の20分で100pips以上急落したとき、そのあとは、「戻り」が想定できます。そのときに、目安となるのがフィボナッチです。下記のように、指標発表のAから陽線が出たBにフィボナッチを引くと、「23.6%→38.2%→50.0%→61.8%」の戻り価格が分かります。今回のように売り一辺倒だと、ほぼ戻らずに指標後につけた安値(B)を更新しにきます。そのとき、戻りポイントとして、23.6%(C)が基準になります。

経済指標では、急騰や急落後、「半値押し」や「半値戻し」が分かりやすい基準です。今回のように、方向が決まると半値戻りせず、ほとんど戻らずに売りが入ります。そのとき、フィボナッチの23.6%が基準です。指標で数分~数十分、一方向へ動いたら、フィボナッチを引くようにしています。最近は、値幅が出る指標が少ないので引く回数が減りましたが。いつも機能するわけではありませんが、23.6%付近から下げ始めたら、「安値更新するかも」という準備ができます。フィボナッチのスキャルは、アベノミクス前半ではかなり役に立ちました。Cのような場面では、値動きのスピードが突然速くなり、売りが入り始める瞬間が分かります。

また、指標から数時間経過し、チャートパターンができたら、フィボナッチチャネルを引いて値幅が取れます。

強烈な値幅が出るでるときでも、ただ乱高下するのではなく、規則性がある値動きのときは値幅が機能することが多いです。指標直後はフィボナッチを引き、際立った高値と安値が出てチャネルになっていれば値幅を取るという流れです。

テクニカルだけの見方ですが、他の通貨ペアでも指標やヘッドラインで急騰急落があったときは活用できます。