デイトレードでは、ロンドン時間からロンドンフィックス間で、いかにポジションを取るかを考えています。トレンドが発生すると、その時間に「トレンドが推進することが多い」からです。
直近のポンドドルを見てみます。
1時間足です。
Aで150pips以上の下落となり、下降トレンドが発生しています。Aはニューヨーク時間で、BからEの当日安値を更新した箇所も、ロンドンからニューヨーク時間にかけてです。したがって、トレンドフォローでポジションを持つとしたら、「ロンドンからニューヨーク時間に行なうが良い」ということになります。
15時~25時くらいのトレンドに乗るのが、デイトレードの土俵です。当日中に決済するのが基本なので、ポジションホールド時間は、最大でも10時間です。トレードのタイミングは毎回異なるので、2時間になることもあれば、5時間のホールドになることもあります。最大で10時間ということです。
ただ、トレンドは必ずこの時間帯になるわけではありません。アジア時間に発生するトレンドは当然ありますし、深夜に発生するものもあります。ロンドンからニューヨークにかけてトレンドが発生することが多いというだけなので、いつデイトレードしても良いでしょう。あくまでも、この時間帯は私のやり方です。
しかし、ポジションを持つ時間帯を決めておくと、意外とルール通りにトレードできるのです。「相場が動いたら時間帯に関係なくエントリーする」。このような時間帯を無視したトレードは、出口戦略があいまいになり損切りできなったりします。あるときはアジア時間にポジションを持つ、別のときはニューヨーク時間にエントリーしイグジットできず持ち越すなど。出口戦略がちぐはぐになりかねません。
FXは24時間トレードできるので、あえてトレードする時間帯を絞り、トレードのリズムを作るのも良いかもしれません。