今週は豪ドルが強く、マーケットでも話題になっています。トレンドは、明確に上向きです。では、どのような場面で「買いポジション」を持てばよかったのでしょうか。
結果的に豪ドルは上げたのですから、利益が出れば、どこでエントリーしようが正解です。デイトレードをやる場合は、タイミングが重要です。「買ったら下がって損切り。そこが押し目となり上昇していく。またロングするも、下がって損切り。」このような天井つかみをするトレーダーも多いはずです。上目線は正しくても、タイミングが合わずに損切りばかりでは、トレードが嫌になってしまいますね。
オージー円で見ていきましょう。
日足です。
年初来高値が78.50円付近で、強烈なレジスタンスです。ネックラインを境にN波動がでています。今朝のクローズ価格が78.50円より下なので、いったん止まったでしょうか。
4時間足です。
2本のラインは、日足と同じものです。
短期トレンドでもN波動が出ていますね。下記のように値幅を取ると、E計算が出ていますので、値幅達成です。
どこでロングすればよかったのか、1時間足で見てみましょう。
損益率が抜群によく、期待値が高そうなポイントに絞ると、ABだと思います。どちらも、ブレイクした後にネックラインがS波動になり、かつパーフェクトオーダー回帰した場面です。ただ、どちらもネックラインを一度下抜けており、リアルタイムで見ている場合は注意が必要です。
Bのポイントを、5分足で見てみましょう。
ネックラインを下抜けたとき、「ブレイク失敗?いよいよ下がるのかな。」という考えが出るかもしれません。その可能性もあります。しかし、再度ネックラインを上抜け、上位足でパーフェクトオーダー回帰したら、トレンドの方向へ進む可能性がより強くなります。
ネックラインでピッタリ止まるものではありません。相場が迷っている時はネックラインをはさんで上下動するものです。これを認識しておくと、チャート分析の幅が広がると思います。今回のオージー円は、デイトレードのプロセスとして参考になる相場です。