ギャップダウンし、窓の中からどちらにブレイクするかを観察することについては、おととい書きました。早速、昨日ポンド円が下にブレイクしました。そのときの動きを振り返っておきましょう。
15分足です。
ギャップダウンのプライスと月曜の安値のネックラインが、154.00円付近なのでココをネックラインとします。
154.00円にネックラインを引くことで、昨日どのようなプロセスで推移したのか、わかりやすいのではないでしょうか。流れは、アジア→ロンドン→ニューヨークの3つです。アジアにダブルトップをつけ、ロンドンでネックラインを下抜けてもみ合い、ニューヨークで下へブレイクです。
私はこれだけしか認識していません。あとは、リアルタイムで見ているときに、どこでポジションを取るかです。見ているチャートの時間軸によっても、得られる情報は違うので、マルチタイムフレームが大切な点は連日書いていますね。
下記、5分足だとどのように見えるでしょうか。
5分足だと、ネックラインの下側でもみ合っています。
窓を下抜け、154.00円がレジスタンスになったことがわかります。それを踏まえて、Aを下抜けたので、方向性が決まったといえるでしょう。ちなみに、Aの部分は、15分足だと移動平均線がパーフェクトオーダーです。Aは、「下げるならココから」というポイントですから、Aを上抜けていたら、急騰とかあったのかもしれません。
Aを1分足で見ると、次のような情報です。
1分足だと、乱高下しているように見えます。
窓を下抜け、ネックラインを境に攻防戦という値動きです。相場は、ファンダメンタルで動く日もあればそうでない日もあります。ファンダメンタルが様子見の日は、上記のようにテクニカルで動くしかありません。
トレードは、テクニカルでプロセスが把握できたときにだけエントリーをします。チャートパターンとかラインとか、どこかしらのプライスが節目になり、トレンドをレンジを繰り返す。どこが節目か、よく観察しましょう。