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デイトレードとスイングトレードの違い

私はスキャルピングとデイトレードを併用しています。
スイングトレードは苦手なのでやりません。デイトレードを少し長くしたのがスイングトレードですから、あまり変わらないのかもしれません。

しかし、デイトレードとスイングトレードでは、明確な違いあると考えています。ポジションホールドが数時間のデイトレードは、チャート時間軸の対象が5分足や15分足あたり、スイングトレードは1時間足より長い時間軸でしょうか。

2つの手法の明確な違いは、ポジションのホールド時間ではないかと思います。それにより、損益変動の質が大きく異なるのです。

デイトレードだと、トレンドが推進しているときにホールドし、推進が終われば利益確定します。ですから、含み益が大きく減る場面はあまり無いです。一方、スイングトレードはトレンドが推進した後の小休止(修正波=押し目や戻り)もホールドするため、含み益が大きく減る場面が多くなります。ただ、そのあとトレンド回帰した推進波に乗るので、利幅はデイトレードより大きくなります。

ポジションをトレンドのどの部分でホールドするのか区別すると、次のようになります。

① デイトレード → 推進波1回
② スイングトレード → 推進波1回 + 修正波 + 推進波2回目

どういうことか、チャートを見てください。
次はドル円15分足で、四角の箇所がデイトレードで乗るポイントです。トレンドが発生しているとき(推進波1回分)だけ、ポジションをホールドします。上昇トレンドでロング3回、下落時にショート2回行なうとします。

ロングしているとき、押し目を待たずして利益確定しますので、含み益が大幅に減ることはありません。ショートも、戻る前に利益確定します。

一方、スイングトレードはどうなるでしょうか?
同じチャートを見てください。

ロングしてしばらくホールドしていると、押し目が発生して下落する局面があります。このとき、含み益が大きく減ることがあります。ショートしているときも、戻りがありますから含み益が減ります。

ただ、押し目や戻りといった修正波のあとはトレンド回帰しますので、結果的には大きく勝てるでしょう。

違うチャートも見てみます。
オージードル15分足です。

推進波①のあとは戻りがあり、トレンド回帰して推進波②があります。そして大きな戻りがあり、推進波③→推進波④と続きます。デイトレードで、推進波①から④を細かく取っていけば戻りに捕まらなくて済みます。スイングトレードなら、推進波①から④までホールドすれば、途中で大きく含み益が減る場面(推進波②のあとの戻り)はありますが、最大の利幅が取れます。戻り局面をホールドするか否か、の違いです。

デイトレードもスイングトレードも、リスクとリターンは同じといえます。どちらが良いとは一概に言えません。しかし違いはあり、もみ合い(修正波=押し目や戻り)をホールドするかしないか、でしょう。

スイングトレードをやるなら、押し目や戻りもホールドしますから、含み益が一時的に減る(それも大きく)という認識をしておくと良いでしょう。私は、この含み益が減る感覚がどうも苦手で、スイングトレードに抵抗があります。とはいえ、1回のトレードで大きく勝つスイングトレードは効率が良いですから、メリットはあります。

自身のメンタルや求めるトレードスタイルに合わせ、どちらを主軸にするのか決めるのが良いと思います。2つの手法は、ただポジションホールド時間が違うだけでなく、「損益変動の質が明確に異なる」、という点は理解しておきましょう。