チャート分析 PR

長期MAからトレンド回帰するとき

今週は、金曜日のジャクソンホールだけでなく、欧州の経済指標も注目されます。コロナになってから世界経済がガラリと変わりました。相場への影響も、まだまだ続くのでしょう。そうすると、ボラティリティも期待できるので、トレードには良いことかもしれません。

先週のチャートを見ていたら、トレンド回帰する場面が明確でした。
ドル円だと、下記のAです。

15分足レベルではありますが、トレンドが値幅だすときは、短期MAと中期MAに乗っていきます。その後、長期MAまで戻すとき、トレンドの小休止です(Aの場面)。長期MAにきたとき、見方は2つです。

①このままトレンドが終わる
②トレンド回帰する

①のパターンは、また戦略の練り直しです。
トレードできるのは②です。さらに、長期MAまで戻した②の場合は値幅が出ます。長期MAまで戻すと、①と考えてしまうことも多いです。しかし、どちらの可能性もあると認識したうえで、チャートを見る必要があります。そうしないと、②のときにエントリーできません。

ユーロドルも見ておきます。

ドル円と違い、長期MAにいる時間が長いです(Aの箇所)。もみ合いが長いほど、その後のトレンドは値幅が出ます。

大切なことは、Aにくるまでのプロセスをしっかり理解することです。ただAだけを見ていても、その後の展開はイメージできません。しかし、Aまでのチャートを観察していれば、トレンド後の小休止とわかります。トレンドがあって長期MAまできたから、次はどうなりそうかイメージできるのです。

トレンド発生中に長期MAまで戻った時、次の展開をチェックしてみてください。小休止のあとに長期MAからトレンド方向へ乖離し始めたら、順張りのチャンスになります。