チャート分析 PR

ロンドン時間の反転

相場は、ボラティリティが高い時期と、膠着している時期があります。また、時間帯により値動きが激しくなったり、止まったりします。その見極めは難しく、相場に任せるしかありません。

昨日は、値動きの乏しい日でした。しかし、値動きが無いからといって、方向性も無いとは限りません。ボラティリティは低くても、方向性がある場合もあります。このような時は、見逃してしまうので注意が必要です。

昨日のポンドドルを見てください。
15分足です。

先週の金曜日も同じですが、ロンドン時間の前半に安値を付けた瞬間にくるっと反転し、高値更新しています。このような仕組みを知らないと、ほんろうされますね。反転したら、次はニューヨーク時間に高値更新です。

5分足で見てみましょう。

ニューヨーク時間にトレードするなら、Aは見逃したくないポイントです。S波動が出ていて、当日高値ブレイクのポイントです。Aのブレイク後はBまで行って来いでしたが、何かしらのトレードはしておきたいチャートです。

ファンダメンタルが出なければ、テクニカルで動くのが相場です。12月の前半までは、年内最後の儲けを求めて投機筋が果敢に売買したがっているはずです。そのため、ファンダメンタルがなければテクニカルで動くでしょうか。ファンダメンタルの材料が出れば、それはより大きく動く可能性が高いので、常日頃からラインだけは引いて、準備しておきましょう。

また、その日トレードを開始するときは、前日までのチャート分析をしっかり行なうことが大切です。もしポンドドルをトレードするなら、上記のような流れを知らないままだと、今からチャートを見ても頭に入ってこないと思います(私の場合ですが)。他の通貨ペアも同様に、前日までの動きを説明できるくらい分析しておきましょう。当日のチャートは、前日までの流れが継続しているからです。どこから水が流れてきて、どこに向かおうとしているのかは、少しさかのぼって見るだけで、分かると思います。