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1回のトレードで大損してはいけない理由

日々のトレードで、特に注意していることがあります。
それは、「大損しないこと」です。エントリーし、かりに利益確定に失敗しても、勝ちは勝ちです。取り損ねることはあっても、相場はなくなりませんから、再チャレンジは無限にできます。どれだけ利益確定に失敗しても、何ら問題はありません。

しかし、損切りに失敗すると、その1回が命取りになることがあります。
下手したら人生が狂ってしまうかもしれません。

当たり前のことですが、たった1回のトレードで大損すると、それまで築いてきたものを全て崩すほどの破壊力があります。築いてきたものは、お金はもちろんですが、モチベーションやトレードスタイル、考え方、検証時間などFXにかけてきた全てです。これらが全否定されます。

ですから、絶対に大損だけはしないよう注意しています。
私は、2009年以降は命取りになる大損は一度もありません。大きめの損切りはたくさんありますが、立ち直れないほどの損失ではありません。

では、大損するとどんな影響が出てくるでしょうか?
「物理的」「心理的」な2つの影響があると考えています。

物理的:目に見える資産減少
心理的:モチベーション低下・自暴自棄・やけくそ・委縮

たとえば、1000万円の証拠金が、1回の損切りで半分の500万円になったとします。物理的に500万円が無くなると、後悔しか残りません。長い年月をかけて積み上げてきた実績が、一瞬にして無くなるのです。これからまた500万円を稼ごうとすると、気が遠くなりますね。500万円の損失を穴埋めするためだけに、これから長い年月トレードするなんて、楽しくありません。

そして、物理的な資産減少は、心理的なダメージを与えます。
モチベーション低下ならまだしも、自暴自棄になって変なトレードしてさらに損失拡大すると、目も当てられません。また、1回の損切りがトラウマになり、それ以降は委縮してしまってトレードができなくなる可能性もあります。どちらにしても、まともな精神状態でいられるはずがありません。

このように、1回のトレードで大損してはいけない理由は、「物理的」「精神的」に大損害を被るからです。これだけは、避けたいです。ただ、どれだけ自分が注意していようが、トレードしている限り、いつでも大損する可能性はあります。

そこで、資金管理をしっかり行なう必要があります。

資金管理は、行なっている成果が目に見えにくいです。そのため、手を抜きやすい項目でもあります。大損しないことも、資金管理の効果かもしれません。トレードを続ける限り、資金管理は常に気にかけておきましょう。