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逆張りは1回目の下げは見送る

ドル円の上昇が、ようやく一服しています。
昨日のロンドンから下げています。これが押し目になるか上昇トレンド終了になるかは別の話ですが、中休みになるのは確かでしょう。理由は、1時間足で移動平均線をチェックしてみると、75EMAを下抜けているからです(こちらの記事参照)。

上昇トレンドから反転すると、今度は逆張りショートをしたくなります。
逆張りで注意すべき点は、「1回目の下げは見送る」ことです。最初の下げを取ることは、天井を取りにいくようなものですから、当てるのは難しいです。

1時間足を見てください。

Aが昨日のロンドン時間の下げです。
これを天井でショートするのは、テクニカル的には難易度が高いと思います。もちろんできるトレーダーもたくさんいるはずですが、私はやらないということです。1回目の下げを天井で取ろうとすると、他の場面でも天井で逆張りしてしまうからです。

直近の上昇トレンドで、1回目の下げた部分を見てみます。

天井でショートしようとすると、123のような高値を更新している時にエントリーしなければなりません。数時間は下げるものの、市場がかわりマーケット参加者が入れ替わるとトレンド回帰して上昇していきます。どこでエントリーしても損切りすることになってしまいます。

これを避けるには、1回目の下げを見送ります。
1回目の下げを見送り、2回目の下げで高値と安値を切り下げることを確認してからの方が確実です。そうすると、あるチャートパターンができます。それがダブルトップです。チャートパターンには、テクニカル的な意味があるのですね。

天井でショートはできませんが、123と高値を更新している時に連敗しなくてすみます。もちろん、ダブルトップが出たからと言って、トレンドが終了したとはいえません。今日のロンドンから爆上げする可能性もあります。

重要なことは、同じ方向へ取るポジションで連敗しないことです(上げているときにショートで連敗しないこと)。ショートしていると、いつかは下がりますから、最後の1回は勝てるでしょう。しかし、それまでに何連敗するかわかりません。

トレンドフォローでは、1回の損切りを恐れてエントリーしないのはもったいない、と数日前に書きました。5連勝して最後の1回で負けるかもしれませんが、トータルで勝てればいいのです。天井の逆張りでは、5連敗して最後の1回で勝つ、ことになります。やっていることは、正反対の行動です。

逆張りする場合は、1回目の下げを見送り、チャートパターンが出ているとか高値安値を切り下げていることを確認してから入る方が、(天井は取れませんが)良いのでしょう。1回目は見送り、2回目以降に取るということです。最後で取り返すトレードをするのではなく、最初を見送って2回目から連勝するトレードが良いと思います。

長期的にみて生き残れるトレードをしているのか、正しい投資行動を心がけたいです。