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1時間足のトレンド発生時の共通点

ドル円は、CPIを前に144円を突破しました。
先月の日銀が終わってから買いが強いです。145円は簡単に抜けないでしょうが、トレンドは明らかに上です。

去年の3月からドル円は上昇トレンドが発生し、要所要所で強烈な上昇がありました。下記の日足で、強いトレンドを1~4に分けました。トレンドは一度過熱するとしばらく続き、そのときに1時間足で上げ方に特徴がありました。

トレンド1から1時間足で見ていきますが、
トレンド1から4に共通している点は、中期移動平均線(75EMA)より下回らないことです。

トレンド2は、最初に強い上昇があり、それから高値を抑えられていました。

トレンド3の後半は、介入前に150円を超えた箇所です。トレンド発生時は、1時間足で75EMAを下回らないことが分かります。

トレンド4は、今年の5月以降の上昇トレンドです。
やはり75EMAを下回りません。75EMAと200EMAに空間ができていますから、75EMA自体がサポートラインになっています。

145円を超えて上昇トレンドが発生すると、また同じように1時間足で75EMAがサポートされる想定ができます。もし上昇トレンドがでたら、この1時間足に着目したいと思います。下位足と比較しながら、マルチタイムフレームの観点でトレードするのは必須です。個人でトレードしていると、意識していないと視野は徐々に狭くなりますので、チャートのどこをチェックするか事前に決めておきたいです。