おとといは、平均足のシンプルな見方を書きました。
実際にどう使うか、チャートで見てみます。豪ドルの経済指標が昨日あり、下降トレンドが発生しました。4時間平均足が下記チャートです。
指標時はAで、指標後のトレンドでネックラインを下へブレイクしました。0.6700は何度も反発していたサポートラインなので、壁を突破したとみていいでしょう。移動平均線がパーフェクトオーダーでしたし、25EMAでヘッドが止められていたダブルトップにも見えます。平均足は、経済指標(Aの箇所)の前から陰線でした。すでに下落したかったのでしょうか。指標後も陰線のまま下落するのは自然です。
陰線のスタート部分を15分足で見てみます。
1日前のアジア時間からずっと陰線でした。
Aが指標後のブレイクですが、ポイントはAの手前のもみ合いでしょう。15分足でパーフェクトオーダー、指標時にネックラインをタッチし、戻りが25EMAで止められ、行き場を失うような形でネックラインを下抜けました。4時間足もパーフェクトオーダー、15分足も同じくパーフェクトオーダーですから、トレンドフォローのショートがイメージできます。
指標前から平均足は陰線が出ていたので、見方はシンプルです。
もし、指標前に平均足が陽線だと、指標後にAを下抜けしてもすぐに乗れないかもしれません。今回は、陰線のまま経済指標に入り、そのまま下げたので判断はシンプルです。平均足が陰線でしたから、それに従い、指標後も目線を継続するだけです。
そして、下位足である15分足がショートのタイミングになったらエントリーするイメージです。大局は、平均足である4時間足の流れに乗ります。今回は、経済指標が追い風になったパターンです。乱高下してそれまでの流れがひっくり返る可能性もありますから、指標時はどうなるかわからないというのが大前提です。