スキャルピングは、数十分~数時間の短期トレンドが発生したとき、行なうのが理想的と考えています。経済指標でポジションをまたぐ必要がなく、指標後にトレンドが発生したときに限り、トレードすればいいでしょう。そうすれば、経済指標における損益変動のリスクにさらされません。
昨日は、23時に指標があり、そのあと短期下降トレンドが出ました。
どんなスキャルピングができたか見てみます。
まず、5分足です。
ロンドン時間から下落基調だったので、ニューヨーク時間でさらに下落するイメージが必要です。そもそも、下目線になっていなければなりません。Aが22時台で、142.50円を下抜けたとき、Aと同じ値幅くらい(=B)出る想定ができます(もし下抜ければの話です)。
1分足で見てみます。
Aで反発したので、142.50円がサポートラインです。価格的にも、「.50」ですから節目です。23時の経済指標で一度反発し、Bの戻りがありました。このとき、上昇して流れが上に変わるのか、それともサポートラインを下抜けてさらに下落するのか、判断はわかれるでしょう。
今回は下抜けました。
5分足で見たように、すでに下落基調で値幅が取れていましたので、あとは下げ止まるまで下目線です。あくまでも、5分足でロンドンから下落していた相場を把握しているから、下目線が継続できました。また、値幅も取れているからです。
Bで戻りをつけていますので、下げるなら、上記チャートのようにN波動が想定できます。Bで戻りがあり、第1波が確定したからです。そうすると、移動平均線から安値を更新する推進波が、1→2→3と出ますから(下記チャート)、ここで順張りできればいいと思います。
順張りは、利幅が取れますので、逆張りより効率が良い印象です。経済指標のあと、短期トレンドが発生してスキャルピングをする。毎日いいトレンドがあるわけではありませんが、発生したときに対応できるよう、勝ちパターンは用意しておきたいです。