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下げるためには助走の上げが必要

トレンドが発生すると、途中で大きな「押し目や戻り」があります。勢いよく反転するので、大きな流れを把握していないと、トレンドが終わったものだと勘違いしてしまいます。

下記はポンドオージーの4時間平均足です。

チャート左からパーフェクトオーダーが発生しましたが、真ん中で大きな戻りがあります。陽線が12本連続しています。これは平均足なので、陽線と陰線が連続しやすいです。この陽線が出た時、上昇の勢いを見ているだけだと下降トレンドが終わったと考えてしまいます。

しかし、その後はしっかり下降トレンド回帰して安値を更新しています。結果的に、絶好の戻りポイントになりました。このようなトレンドの小休止は、通常の値動きなら必ずあります。特に、平均足で陽線(もしくは陰線)がきれいに連続し、パーフェクトオーダーの場合は、その後トレンド回帰すると、さらに下降トレンドが継続する想定できます。

あくまでも安値更新したのは結果論ですが、チャートの四角で囲った陽線が、

①戻りの上げなのか(さらに下げるための助走)、
②上昇のための上げなのか、

渦中でチャート見ている時は、「今がどっちなのか」を考える必要があります。下げるためには、助走をつけるために上げます。助走が大きければ大きいほど、そのあとの下げは大きなものになります。

トレンドが形成されるには、このような大きな戻りは必要です。そうすると、次のようにラインが引けるからです。

トレンドが本物なら、ほぼラインが引けます。今回はチャネルラインですが、戻りがあるから引けます。大きな戻りがあると、ラインの起点になるということです。

ポンドドルも見てみます。
4時間足です。

ポンドオージーは、既に下降トレンドが発生していますが、ポンドドルはこれからでしょうか。4時間足だと、ようやくパーフェクトオーダーになってきたところです。四角部分では、大きな戻りが発生しました。下げるためには、助走のために一度上げる必要がありますから、今回は、下げ始めるポイントと言えるでしょう。(これで下降トレンドでなければ、下げられない。)

ただし、必ず下げるわけではありません。少なくとも、ロングよりショート目線になったということです。ここから、ショートするために15分足・5分足そして1分足でトレードするタイミングを図っていくことになります。あくまでも個人的なトレードですが。

テクニカル的には、「下げるためには、助走するための上げが必要」です。上げるにしても、場面によって意味が変わるので、やはり大きな流れは常日頃から認識しておきましょう。チャート分析できない日などは、少なくとも4時間足や日足などの大局はチェックしておきたいです。