トレードスキル PR

下げるために1回上げてくる

トレードでは、タイミングが重要と言われます。
やり方にもよりますが、エントリーしてから含み損が無いほうがいいに決まっています。そうすると、エントリーのタイミングを考えなければなりません。なんか下がりそうだな、と思っても、「いつエントリーするか」が重要になります。

デイトレードで戻り売りをする場合、タイミングをとらえるヒントになる値動きがあります。ユーロオージーの1時間足を見てください。

ABそれぞれ、戻りを付けてから下げています。この戻りがヒントです。どちらも、前日の高値を上抜け、ここから上昇するのではないかと思わせる動きです。リアルタイムで見ていると、そう思ってしまうでしょう。しかし、くるりと切り返して下落。下げる前に1回上げてくる動きです。

このとき、安値更新を疑うと良いです。
AやBの戻り高値にいるときは、これから下がるとは分かりません。ですから、切り返して下げ始めた時に勘づけば良いでしょう。下げるための助走と考えます。

15分足で見てみます。

ABどちらも、くるりと切り返していますね。
200EMAを上抜けているのに、すぐに反落しています。下げ始めは、パーフェクトオーダーで判断しています。ローソク足が3本の移動平均線を下抜けたらショートしますが、エントリータイミングは任意で判断してください。

昨日のドル円も同じような形でした。
15分足を見てください。

Aで戻りを付けています。
200EMAを上抜けていませんし、ユーロオージーとは形が違います。ただ、下げるためにいったん上昇している(=戻りをつける)点は同じです。チャートの形は違うにしろ、戻りをとらえるという考え方は同じです。

もちろん下降トレンドにならない場合もあります。そのときは損切りするしかありません。下げるかもしれないというポイントになっただけであり、あくまでも自分の基準でしかありません。

大切なのは、一貫性のあるトレードができることです。そして、逆行したら損切りは早く、イメージ通りになったら利は伸ばすことが必要です。判断に一貫性があると、こういった損小利大のトレードをしやすいというだけですが、値ごろ感でトレードするよりは生き残る確率は上がるのではないかと思います。