スキャルピングでは、じり高やじり安で順張りできるようになると、利益機会が大幅に増えます。「そのローソク足が陽線か陰線か」をイメージするようにしています。
昨日のポンドドルを見てください。
23時から上げ始め、24時のロンドンフィックスまで上げました。月末のロンドンフィキシングはリバランス(調整)が入ることがあり、大きく動きます。上げ始めた時、「前日の高値は目指してくるな」というイメージがありました。前日の高値はAで、下記15分足のAです。
昨日は月末という特殊要因ですが、どんな相場でも目先の到達ポイントは、直近の高値と安値です。「もし上げるなら」というイメージで、直近の高値というゴールがあるとスキャルピングしやすいです。ゴールまで回転売買をやるのがスキャルピングです。
価格のゴールがイメージ出来たら、あとはローソク足がどのように陽線を描くのかを考えます。5分足だと、陽線の連続というイメージでした。
陽線が連続し、Aの高値をブレイクしています。
ただし、5分足は陽線でも、1分足ではここまでじり高になるとは思いませんでした(何本かは陰線になるイメージ)。5分足はイメージ通りでも、1分足はイメージ通りではなかった。ということになります(私個人のトレード内容です)。ロングばかりしていたので、利益は残りましたが、実践ではそう簡単にいかないですね。
トレードで確実に利益を残すには、イメージをもち、実際にエントリーし、利益確定まで行う必要があります。それが、全てイメージ通りでなくてはなりません。また、5分足のイメージは当たっていても、1分足で外れたら損するかもしれません。
これがトレードの難しさなのですが、ここまでやれば、勝つときは「勝つべくして勝てる」ようになります。エントリー前の準備から、利益確定(損切り)するまで、しっかりとイメージを持つようにしましょう。こうすれば、まぐれのトレードを減らすことができ、年単位でFXをやっていくと(私の感覚では)必ず利益が残るようになります。
「どんな相場でも、全てがイメージ通り。」
これは難しいですが、完璧に近くなるように考えるからこそ、期待値がプラスになると思います。