スキャルピングでは、1分足を使います。
トレンド発生したときにスキャルしますが、形成中のローソク足が「陽線か陰線のどちらになるか」は常に気にしています。短期上昇トレンドなら、陽線が多くなるでしょう。
しかし、1分の中でも押し目はあるものです。ですから、エントリーした直後に、数pips下げて損切りになることはあります(損切りしたら上げていく)。
そこで、基本的な値動きを知っておくべきです。
どんなに小さなトレンドだとしても「N波動が出る」と考えています。
次は、昨日のドル円1分足です。
Aは、140円をブレイクして短期上昇トレンドが出た箇所です。
陽線が連続すると、1分ごとに高値更新します。しかし、陽線は下ヒゲになることが多いです。つまり、いったん下げてから高値更新します。値動きを線で表すと「Nの字」が連続したようになります。N波動ということです。
じりじりと上昇しているときでも、小さなN波動が続くものです。
今週月曜日の短期上昇トレンドも見てみます。
高値更新して上昇トレンドが発生しました。
じり上げしていますが、よく見るとN波動の連続です。決して、絵にかいたようなきれいなN波動になるわけではありません。下ヒゲが無い陽線もありますし、途中で陰線が混じる場合もあります。
ですから、基本的なじり上げの特徴ということです。
波動を最も短い時間軸まで分解すると、このような値動きになります。スキャルピングで、ロングしたら数秒で損切り、またロングして数秒損切りになる場合、下ヒゲを作るタイミングでエントリーしていることになります。
じり上げの場合、N波動の連続という基本的なことを理解しておくと、うまくいくようになるかもしれません。