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移動平均線だけで分析

昨日はドル円が上がりました。
記事で触れていた、140.80円をブレイクする手前でロングしたのですが、その根拠を見てみます。根拠といっても、もみ合いからのブレイクは必ず短期トレンドが発生するので、それに乗っただけです。あとは、移動平均線の環境でしょうか。

下記は15分足で、ローソク足を消しています。
移動平均線だけを出しています。意識していないと、移動平均線の分析はないがしろになるので、普段から傾きや3本の位置関係を必ずチェックしておきます。

まず、Aにきたときに、上昇か下落かの可能性はどちらが高そうでしょうか。
移動平均線のネックラインをブレイクし、パーフェクトオーダーになっていますので、上昇の方が高そうですね。反落する可能性はありますが、上げ始めていることは確かです。

その後、下記のように推移しました。
ロンドンからニューヨークにかけて、150pips以上の上げ幅です。

では、ユーロドルを見てみます。
下記はおとといの15分足で、わたしがAでロングしたときの移動平均線です。

ドル円と比べると、上がる確率は高そうに見えません。25EMAのレジスタンスは越えていませんし、パーフェクトオーダーとは言えません。ただ3本の移動平均線が収束しているだけです。そのとき(Aの箇所)でロングしていますから、これはミスでした。

案の定、下記のように推移しました。

このように、チャート全体の環境を分析し、さらに移動平均線だけで分析もしてみるといいです。トレードを振り返った時に、どんな環境でエントリーしていたのか、3本のラインですぐに分析できます。リアルタイムでトレードしていると、こういう分析が見えているようで見えないものです。だから、無駄なトレードがたくさんあるのでしょう。後で考えると、「何であんなところでエントリーしたんだ」というトレードばかりです。

効率の良いトレードばかりできるはずないのですが、少しでも負けを減らして勝ちを増やす努力はしないといけません。それが、分析です。ローソク足はひっきりなしに上下動していますので、とにかく目線も振り回されます。移動平均線を見ていると、あまり上下にブレないので流れを捉えることができます。