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実戦の判断はあいまい

先週の乱高下相場から見たら、昨日は静かな値動きでした。
一方、昨日と比べると、今日はボラティリティが高まっています。ロンドン時間までじりじりと動いて、ブレイクしていっきにボラティリティが高まる相場です。動く日、値動きが無い日など、毎日がどんな相場になるかわかりません。

ブレイクするときは、ヒントがある場合があります。それを見逃さないことが大切です。ユーロ円を見てください。15分足です。

昨日は静かな相場でしたが、レンジの中でも安値を切り下げなかったです。そして、今日も安値を切り下げず、むしろ切り上げています。買い圧力があるのだと判断できます。また、移動平均線がパーフェクトオーダーですね。これは大きな判断基準です。

ロンドン時間から、今日値幅出すとしたら、上下どちらの確率が高そうでしょうか? 上記の判断から、個人的には上かなと思います。少なくとも、ショートするチャートの形ではないです。ですので、ロングかスルーか、といったところでしょう。ロンドン入って上げ始めましたので、エントリーはこの上げはじめを見てからで遅くありません。

ただ、いきなり急落する可能性もありますから、確率で考えるしかありません。どんな局面でも、絶対に上がると判断するのは危険です。

15分足だけでなく、スキャルピングの1分足でも見方は同じです。
ドル円の1分足を見てください。

136円台に突入しましたが、今日は安値を切り上げています。上にいきたくてしょうがないのでしょう。特に、135.50円ブレイクに失敗したあとのABでは、失敗したのにもかかわらず安値を切り下げないですね。ブレイクは一回では成功できず、2度3度とトライしてくるという格言通りです。ここでは、1分足レベルの上値トライですが。

ただ、これも結果論です。
下にいく可能性もありましたので、どちらにいく可能性が高そうか、という確率的な思考でトレードするしかありません。「こんな時はこうなりやすい」、という「あいまい」な判断基準になるのが実戦です。「過去の経験から~」という経験値でしか判断できません。他のトレーダーが、「こうなりやすい」と言っても、自分は「そうならない」のです。とにもかくにも、自分で考えながらトレードを繰り返し行なうことです。チャートの向きが「上」なら、ロングしかないのです。この感覚を身に着けるには、経験を積むしかないです。