スキャルピングだと、1日中いろいろな箇所でエントリーチャンスがあるように思えます。実際にずっと出たり入ったりトレードしているスキャルパーもいると思います。毎日数百回のスキャルピングをこなし、スプレッド分を差し引いても利益が出る。これは理想のスキャルピングの形かもしれません。
しかし、かみ合わないと、何百回もトレードしていたらあっという間にお金はなくなるでしょう。スプレッド分もありますから、勝つよりも負けた方がお金の減り方は早く感じるはずです。スキャルピングといえども、ポイントを絞ってエントリーしなければなりません。トレンドが発生したときはボラティリティが出ますから、そのときがチャンスではないでしょうか。
下記チャートは、今日の12時~17時のドル円1分足です。
Aは下げ始めですから、どこまで下がるのか、そもそもトレンドが発生するかわかりません。目安がないからです。チャンスは、B以降になるでしょう。しかし、チャンスは一瞬です。トレンドで値幅を出したのは、BおよびCです。AB間、BC間はレンジであり、もみ合っています。もみ合い部分で方向性を読むのは難しく、やはりトレンド方向に値幅を出すBとCが期待値高い局面です。
トレンドでスキャルピングし、あとは様子見して次のトレンドに備える。こういうメリハリのあるスキャルピングが集中力も持続します。BとCで目安になるのは、Aの値幅です。下記は、同じ値幅だけ取りました。
次トレンド回帰したらどれ位の値幅がでるか、予想できるのが「値幅観測」のメリットです。実際、同じような値幅は出ます。どこから値幅を取るかにより、見え方が異なるのであくまでも目安に過ぎません。しかし、Aで50pips以上の値幅がありますから、次下げ始めたら50pipsくらいは目安にできるわけです。そのうちの10pips~30pipsほど取れれば御の字です。10pipsというと少ないかもしれませんが、トレンドが5回あれば50pipsになりますから、1日終われば相当な利幅です。
上昇トレンドより、下降トレンドの下げ方は、値幅も出ますしトレンドともみ合いのメリハリがあってトレードしやすいです。トレンドは一瞬なので、見逃さないようにしたいです。そのために、もみ合い時の準備が大切になってきます。