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分析はそう当たらない

昨晩、ユーロドルのチャートを書きました。
トレード中に見ていたポイントを紹介します。

まず、先月のECB政策金利および総裁会見時の1分足を見てください。

政策金利発表の前に急騰があり、ダブルトップをつけていました。指標発表と同時にネックラインを下抜け、会見が始まる前から下落しています。会見スタートしてもそのまま下げてさらに急落、という流れでした。

昨日の相場も、似たような値動きでした。
1分足で見てみます。

指標発表で下げはじめ、会見でさらに下落です。先月の動きもあったので、これは下げるという目線でした。見ていたのは、ABで戻りがある点です。じりじり下げるものの、戻りをつけてから下げているので、1.0800のサポートラインを下抜けたあとも、一回戻りをつけると判断しました。

実際は、戻りがなく最後に急落です。強烈なサポートラインを下抜けているので、急落も想定内のトレーダーも多かったでしょう。私の場合は、急落があるにしても、ABのように戻りをつけてから最後に急落、という目線でした。

このように、完全に分析を間違えることもあります。
短期トレンドのスタートからゴールまで、全て読めることはあり得ません。毎日損切りはたくさん行ないますし、初歩的なミスも多々あります。これは20年相場をみてきても、改善しません。20年前と何ら変わってないです。ただし、先日書いたように、資金管理を徹底しています。また、損益率を意識しているので、利益の方が上回ります。勝率だけみると、専業トレーダーになったからといって良くはなっていないです。あまり変わってないですね。

大切なことは、日々のトレードで一喜一憂することなく、淡々とトレードすることです。判断は常に間違える可能性があり、そのときにすぐに損切りすることでしょうか。もちろん感情的になることもありますが、だからといって、トレード内容が感情によって変わることはありません。「感情的になって大勝ちした」なんてことはありません。考えていた方向と相場が逆に進むのは、当たり前です。予想が外れたからといって、嘆いても改善しませんから、「予想は外れるもの」としてトレードするといいかもしれません。そうすれば気が楽になります。

昨日のユーロドルだと、Bから少し戻りを付けてネックラインまで落ちていく、という動きはイメージ通りなのでCより手前では利益になっています。Cで負けです。短期トレンドの中でも、勝てるポイントと負けるポイントがありますね。トレンドの全てにおいて、分析はそうは当たらないのでしょう。

※今日はイースター休暇で、欧米が休場です。
アジア時間にドル円が高値更新したものの、リクイディティが低くてティックが少なく、値が飛びます。それゆえ、スプレッドが広がるので、秒スキャは手数料がかかりますので注意が必要です。