トレードスキル PR

インジケーターの検証

主要通貨ペアで、トレンドが継続しています。
ポジションホールドが長くなるほどトレンドフォローが効率的です。しかし、いつ反転するか分からない中ポジションを持つのは、プレッシャーがあります。ただ、トレンドに乗らないと、FXでは勝てません。どんな場面でエントリーすればよかったのか、インジケーターを使って検証してみます。

次のチャートは、オージー円5分足に、「ボリンジャーバンド2σと3σ」「MACD」を表示しています。インジケーターの代表格です。インジケーターは一つではなく、2つがおすすめです。3つだと複雑になって検証が嫌になりますからね。

アジアからニューヨークまで上昇していました。
ボリンジャーバンドを見ると、Aではバンドが収束してから拡散(トレンド)しています。Bも同じですが、Cは下落で拡散し、拡散した状態でトレンド回帰していきました。Cは、拡散→さらに拡散でしょうか。大切なことは、同じシグナルはないということです。

MACDも見てみましょう。
Aでは、ゼロラインより上で反転しています。BCは、ゼロラインをゴールデンクロスしています。こうしてみると、ボリンジャーバンドとMACDが同じシグナルは一つもなく、「ボリンジャーバンド×MACD」は、全て異なる組み合わせです。同じ上昇トレンドだとしても、シグナルは異なります。インジケーターの使い方は、一筋縄ではいかないことが分かります。

ここで重要になるのが、ABCの相場の前提です。この前提を把握していないと、インジケーターに振り回されることになります。実は、Aがアジアタイム、Bがロンドン、Cがニューヨークです。主要な3市場でトレンドが発生しているので、準備をしていればどこかの市場でトレードできるでしょう。ABCそれぞれ、ちょっとした押し目になっています。MACDを見ると、押し目で少し下げていることがわかります。揺り戻しですね。

トレンドには、必ず揺り戻しがあります。上昇トレンドなら「押し目」、下降トレンドなら「戻り」と考えていいでしょう。エントリーをためらっても、揺り戻しがあるので、何度もトレンドフォローのチャンスはあります。ボリンジャーバンドだと、下記のようにバンド下側のシグマにタッチしています。

逆張り思考だと、ABCDにきたときに、下がると思ってショートしてしまうポイントです。しかし、押し目になってトレンド回帰しています。このABCDでポジションをどう取るかが、トレードの分かれ道といえます。インジケーターを使って検証しようとすると、かなりのパターンがあります。相場環境が毎回違うため、トレードはけっきょくのところ、裁量判断になると思います。裁量の少しでも期待値をもたせるために、検証と実戦を行ないます。どこでエントリーしておけばよかったのか、これを検証していると、自然とエントリーしたくなってきます。

前日の復習をしっかり行ない、今日トレードをスタートしましょう。