トレードスキル PR

マルチタイムフレームの利点

トレードでは、マルチタイムフレーム(MTF)の概念が必要です。
簡単に言うと、「チャート分析は下位足から上位足まで幅広く観察し総合的に判断すること」です。1分足から週足まで、くまなくチェックする要領です。

私がマルチタイムフレームを重要視していない頃、上位足でサポートラインになっているのを確認せず、1分足で逆張りロングしたところ、急落して大きな損切りをしたことは数多くあります。「なぜ急落するのか」、と損切りした後に上位足を確認し、あとからサポート帯であったことを知り後悔したことはたくさんあります。

スキャルピングだけやる場合、上位足の確認がおろそかになるので注意してください。いろいろな時間軸でチャートを見ると、見え方が全然違います。同じプライスにもかかわらず、時間軸を変えると得られる情報は大幅に増えます。

ドル円を見てみましょう。
1分足、5分足、15分足で昨日の19時~25時を比較してみます。

まず1分足です。

1分足だけだと、高値と安値を切り上げていますが、規則性が分からないのではないでしょうか。1分で2pips前後の値幅です。

次に、5分足を見てみます。

1分足よりさかのぼって見られるので、節目が発見できます。特に、週明けギャップアップした価格帯(109.70円)でプライスが反応していることが分かります。

最後に、15分足を見てみましょう。

15分足だと、ローソク足1本1本の細かい動きは分かりませんが、押し目をつけて上げている最中だと分かります。つまり、19:00~25:00にトレードするなら、日中つけた押し目でこれから反発するのか、それとも5分足で発見した109.70円の節目で止まるのか、注意することができます。それ以外に、昨日書いた移動平均線とローソク足の位置関係などチェックできます。

一つの時間軸だけでなく、マルチタイムフレームの観点から複数の時間軸をチェックすると、必ず環境は把握できます。その上で、1分足でスキャルピングするのか、それとも数時間のデイトレードにするのかを決めれば良いですね。まずはマルチタイムフレームで環境を把握し、好みのトレードスタイルでポジションを取っていくのがエントリーまでのプロセスです。時間軸によって見え方が違うので、チャート分析ではたくさん時間軸を切り替えて観察することが大切です。

さて、明日は期末のロンドンフィックスです。24時前後は突発的な動きに注意でしょうか。今日明日は、ニューヨーク前半までにポジションを取り、利益を確保しておきたいものです。ニューヨークに大きく動けば、スキャルに期待です。その場合も、マルチタイムフレームで上位足を頭に入れておき、節目をチェックしておきます。