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フィボナッチチャネルで分かる事

昨日は、フィボナッチチャネルを紹介しました。
実際に引いてみると、発見できることは多いです。フィボナッチチャネルの特徴は、なんといっても「高値と安値を囲むこと」です。上昇トレンドラインなら、「安値だけ」に引きます。トレンドラインで安値の切り上げは分かりますが、高値側がノーガードになりかねません。

その点、フィボナッチチャネルは「高値と安値と真ん中に3本」のラインを引きますから、環境把握するには便利です。ポンド円の4時間足を見てください。

高値圏でフィボナッチチャネルを引きました。右肩上がりのラインですから、上昇基調であることが分かります。そして、真ん中のラインを見ると、もみ合ったポイントがあります。値幅を出すときは、「もみ合いをしてからブレイク」を繰り返します。どこでもみ合いがあったのか、3本のラインを引くことで、認識できるのではないでしょうか。

ポイントは、高値や安値ではなく、「高値と安値の真ん中」であることです。上ヒゲや下ヒゲだけを見ても、トレードすることはできません。しかし、もみ合いポイントを見つけると、どこが「しこり」になっているのか、また、相場の流れが分かります。現在、ちょうど真ん中のラインにタッチしそうです。7本連続で陽線が出ていますし、もみ合う可能性が想定できます。

次に、ドル円の4時間足にフィボナッチチャネルを引いてみます。

ポンド円とは、また違った環境です。
真ん中のラインは、丸印の箇所で切り上げがきれいですね。もみ合いというより、相場の波が分かります。このラインで相場は進んでいますから、来週は、安値側は108.50円、高値側はこの調子でじりじり上げていけば110.00円が見えてきます。フィボナッチチャネルを引くと、「いつ」「いくらで」という予測がしやすいです。上がるか下がるか分からないものの、ラインを引いて「考える」ことが大切だと考えています。

考えるとイメージがわいてくるので、ポジションが取れるようになります。イメージが崩れたら損切りする。どこまで進みそうかイメージしてその通りになれば利益確定、これがトレードです。まず、考えることです。考えなければ一貫性のない適当なトレードになってしまいます。考えるために、チャートから情報を引き出す必要があります。

テクニカル分析ツールの一つなので、使うかどうかは好みになりますが、フィボナッチチャネルだと、情報を引き出しやすいです。