今週は特にイベントも無く、材料が無ければ強いトレンドは出そうもないですね。このような相場の時でも、手掛ける通貨ペアが多いとチャンスに困ることが無くなります。昨日のポンドドルの判断を紹介します。
まず日足です。
長い間、下降トレンドが続いていますね。トレンドを否定するような大きな材料が出てこなければ、たとえ一時的に上昇しても、必ずトレンド回帰するものです。矢印の箇所は、下降トレンドライン付近です。反落するかどうか意識していました。日足だけではどちらに動くか、分かりません。
4時間足を見てみます。
4時間足だと、直近高値からフィボナッチで61.8%です。戻りポイントとしては、フィボナッチで最後の抵抗帯付近です。また、下降トレンドラインと水平ネックラインがあり、強い抵抗帯であることがわかります。ここを上抜けると、上昇する力が強い事が分かります。反落すれば、力尽きたと言えますね。
ただ、これだけではどちらに行くか分かりません。上か下か、結果が出る可能性が高いポイントなのは間違いないでしょう。これが重要で、売買高が増えそうな方向性が出るポイントでトレードする事が重要です。相場のどこに目を付けるか、という点でしょうか。四六時中チャートを見続けても疲れますからね。
次に、15分足を見てみます。
15分足だと、チャートの形がよく分かりますね。ポイントは、高値更新してダブルトップ(トリプルトップにも見えます)をつけてネックラインを下抜けた事です。これは、反転のサインとして典型でしょう。ダブルトップがヘッドになり、矢印がショルダーです。移動平均線も見てください。ローソク足は高値更新しても、25EMAはピッタリとレジスタンスとして止められました。このダブルトップのネックラインを、25EMAが上抜けていたら状況は違っていたかもしれません。
デイトレードの場合、逆張りはとても危険です。しかし、押し目や戻りポイントでエントリーする時は、短い時間軸で逆張りになります。そのため、自信を持つための根拠が必要なのですね。逆張りではなく、押し目(戻り)でエントリーしているという感覚を持たなければなりません。矢印の箇所は、25EMAと75EMAが上からローソク足をおさえて、ヘッドの高値からちょうど半値戻し(フィボナッチ50.0%)です。私はここでエントリーしましたが、ヘッドの高値でショートできればベストですね。