月曜日と火曜日は、ドル円に限っては特に材料なく、レンジ相場です。1日の値幅が50pips程度でゆっくり動いているので、膠着しているように見えますね。
2日間レンジなら、週の後半は、直近2日の高値か安値を更新してくるかもしれません。レンジで形成された前日の高値・安値をチェックするのは重要です。ブレイクするときは、一度ではブレイクせずに何度かトライしてようやくブレイク、というのが相場の基本です。テクニカル的に言えば、です。(ファンダメンタルで材料が出れば、一回目でブレイクしてトレンド出始めることはあります。)
フラッシュクラッシュから3週間が経過しますが、急騰急落は忘れた頃にやってきます。必ずまた起こりますので、持ち越す場合はストップは必ず入れましょう。私は、逆指値入れずに持ち越すことは絶対にありません。また、逆張りのポジションを持ち越すことも、ありません。そのため、日常のトレードで、壊滅的な大損をすることは(今のところ)ありません。
逆張りとは、上位足~下位足のトレンドに全て逆らうことです。フラッシュクラッシュの相場環境を見ると、まさに逆張りになります。ポンド円の日足を見てください。
2018年の最安値を下抜ける直前から、強烈なネックラインであることは何度か配信しています。このネックライン(3週間前はサポート帯になっていた)付近で、「ロングポジション」を持つことは、上位足に対しても逆張り、下位足に対しても逆張りです。つまり、完全な逆張りです。
フラッシュクラッシュは、ストップ狩りを狙ったものなので、このような数年来の安値、などストップが溜まっているポイントの逆張りは要注意ですね。今回のフラッシュクラッシュでは、9億円もの未収が発生しています。
日経の記事→国内FX未収金9.4億円
この記事はご存知の方も多いと思います。6000件以上もあることに驚きですね。たったの300pips~400pips下落しただけで、証拠金も全て失う資金管理は危険です。しかも、強烈なサポート帯で逆張りポジションを持ち越すのですから。
FXの勝ち方は無数にあるのに、破産する方法はだいたい決まっています。
・すぐ強制ロスカットになるポジション量
・強烈なネックライン付近で逆張り
前者は、資金に対して大きすぎるポジションをホールドし続ける
後者は、テクニカル分析の知識不足、
どちらも、本当に危険です。危ないという認識が薄いと、安易にポジションを取ってしまいます。逆に、この負け方さえ防げば、勝ち方は無数にあるということです。
FXは難しいと言われますが、長期的に見て勝てる投資だと思います。短期的に、日単位や週単位では負けるかもしれませんが、年単位で捉えると勝てる世界です。とにかく継続すること、でしょうか。しかも、基本的なテクニカル分析ができれば充分でしょう。継続していると、今までモヤモヤしていて手探りという状態から、突然視界が開ける時期がきます。