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大相場こそ売買方針を変えない

今週も、ウクライナ情勢のヘッドラインで相場が動きそうです。
ボラティリティが高い相場が続くと、資金管理が雑になってくるので注意したいと思っています。特に、急騰や急落があると、「一発儲けておきたい」と考えてしまうのは、私だけでしょうか。

しかし、20年近くFXをやってきて、なんとかショックで何千万も「一発儲けた」ことがありません。

直近だと、スイスショックやブレグジット、ポンドのフラッシュクラッシュ、アップルショックにコロナショックなどがありました。どれも、突っ込み売りして利幅を抜いた後、底で大量にロングしていれば大儲けできていたことになります。しかし、普段やらないトレード内容になるので、やはりできないんですよね。

やらないことをやろうとしても、絶対にできません。相場が混乱して他のトレーダーが焦っている時こそ、自分はいつものトレードに徹した方がいい、というのが個人的な見解です。大相場こそ、売買方針は変えない方がいいです。負けた時のダメージが大きすぎます。

都合がいいことに、FXは、ロングと同じようにショートができます。
それは、通貨「ペア」だからです。一つが上がるともう片方は下げるため、通貨ペアの価格が下がることは悪いことではありません。株や商品のように、価格の対象が一つだと、どうしても上がることが前提になってきます。FXは、「2つの」通貨の需給です。チャートを逆さまにするかのごとく、ロングとショートは同条件です。下落でも儲けるチャンスがありますから、恵まれた投資です。

地政学リスクが解消されて普通の相場になれば、それは良いことです。逆に、衝突が起こって今以上に暴落しても、ロングだけでなくショートもあります。どちらに転んでもFXはチャンスですね。押し目や戻りをよく見て、短期的なトレンドとレンジを捉えるようにすれば、方向性を誤ることはないでしょう。

ユーロ円15分足を見てください。

短期トレンドの前は、レンジがあります。トレンドにはレンジが必要です。大相場こそ、このような基本を大切にしたいです。一時的に急騰や急落はあると思いますが、そこで利益を求めるのではなく、そのあとのチャートパターンなどを観察しましょう。それが、いつもと同じトレードです。

※かりに戦争が起きた場合、FXはどうなるでしょうか?
金融市場に大ダメージを与えそうですから、大暴落があるかもしれません。しかし、スプレッドが広がります。おそらく、20pips~広い時で50pipsとかでしょうか。相場との戦いというか、スプレッドとの戦いになるのではないかと思います。それでも、スプレッド以上のボラティリティがあれば、期待値は高いのでしょう。2年前のコロナショックでは、2pips~5pipsあたりでパカパカ開いていた記憶です。それでも、1ヶ月で利益は出ました。昨日も書きましたが、スプレッド負けは本末転倒ですから、トレード回数よりも利幅を伸ばす意識が必要です。回数を増やすのは簡単ですが、利幅を伸ばすにはちょっと意識することが大切です。スプレッドがもし開いたら、利幅を取るようにします。