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2021年のボラティリティとリクイディティ

2020年は、新型コロナウィルスにより日常生活が一変しました。相場にも多大な影響がありました。2月には暴落があり、各国銀行が政策会合を緊急で行なって政策金利を変えるという前代未聞のマーケットとなりました。アメリカの雇用統計も、前代未聞の数字がでたのも印象的です。ブレグジットやアメリカ大統領選もこなしてきました。このような相場も、あと数日を終わろうとしてます。

そして、2021年に相場を動かす要因があるか考えてみると、あまりないように感じます。それは、ヘッドラインでもでてきたので、何かで読んだかもしれません。JFXのニュースをみてください。

長期トレンドが形成されるのは、各国の金利差によりますから、金利差がない現在はボラティリティに欠ける相場になると予想しています。ボラティリティが無ければ、リクイディティもなくなります。こういう状況では、突発的に動いてその後は狭いレンジに移行する、トレーダー泣かせの相場になりやすいです。

たとえば、1週間ほど強烈なトレンドが発生したら、そこから数ヶ月は極端なレンジ相場になるなど、安定とは程遠い相場です。なので、スキャルピングで毎日稼ぐと決め込んでも、仕事ができる日が少なくなりますね。久しぶりの仕事だと、ここぞとばかりにトレードして大負けするというパターンには注意が必要です。

動いたら順張りスキャルピングをし、オーバーシュートするならネックラインを引いて逆張りスキャルピングもやる。日々の売買は、デイトレードで安定して稼ぐのが妥当でしょうか。私はそんなイメージです。来年は、今年よりも乏しい値動きになる想定をしつつ、モチベーションをキープさせたいと考えています。何十年もトレードしていれば、動く時期、動かない時期が数年単位でありますから、今がどんな時期かを見極めることが必要です。生活を相場に合わせる柔軟性でしょうか。もちろん思惑通りにいきませんから、ハイボラティリティ、ハイリクイディティの年になるかもしれません。そうなればチャンスですから、心構えは持っておきたいです。

チャート分析やトレードルールの構築など、2020年はどんな成果があったでしょうか。少しの時間でもいいので、これまでやってきたことを振り返り、そして2021年にやりたいこと、やるべきことをノートに書き出してください。FXをやったことで、幸せな人生を送りたいものです。ゆっくりと考える時間もぜひ作ってください。

良いお年をお迎えください。