取り組み方 PR

テクニカル分析はダサいのか?

トレード手法は、2つに分かれます。

① ファンダメンタル分析
② テクニカル分析

いわゆる、ファンダかテクニカルか、という議論です。
現代は、個人投資家のスキルが格段に上がったと思われます。ある場面はファンダメンタルで、違う場面はテクニカルでトレードし、最高のパフォーマンスを上げるトレーダーも多数いるでしょう。両方の「良いとこどり」です。これができれば最高です。

しかし、(私のような)凡人・庶民が「いいところ取り」できるはずがありません。FXはそんな甘いものではなく、どちらも中途半端な知識と経験で立ち向かうことになり、どっちつかずで永遠に勝てない状態ではないかと想像できます。私の場合は、ファンダメンタルを捨て、テクニカル分析に特化するほかありませんでした。しかし、専業トレーダーとして生き残り、現在もトレードを継続できているのは、テクニカル分析に特化したからだと思っています。

テクニカル分析が良いのではなく、一方を捨ててもう片方に特化したことが良かったのでしょう。そうすると、下記のメリットがでてきます。

① チャートで深い分析ができる
② 検証と実践ができる
③ 一貫性のあるトレードができる
④ ニュース・SNSに惑わされなくなる

どれも大切ですが、テクニカル分析は「目に見えるチャートという情報」があるので、①②③が可能になります。視覚的な判断ができます。一方、ファンダメンタルは、目に見えない情報で判断しますから、素人にはできません。情報は目に見えません。アナリストやエリートですら難しいことです。

要するに、トレード判断が簡単か難しいか、というだけです。

判断が簡単だから勝てるわけではありませんが、①②③が可能なので、経験値が上がり勝てるようになるのでしょう。勝てるようになると言うと語弊がありますが、③の一貫性のあるトレードができるので、利益が残りやすいでしょう。ファンダメンタルだと、とかく④になりがちです。一貫性のあるトレードを継続するのは難しいです。

また、テクニカル分析でトレードすると、多数の通貨ペアを対象にできます。結局、テクニカル的な値動きの本質は変わらないからです(新興国は除きます)。昨日はポンドニュージーをトレードしましたが、英国とニュージーランドのファンダメンタルなんてわかりません。テクニカルだけで判断しているのでトレードできる通貨ペアです。余計な情報なしに、チャートが下がりそうだからショートしただけです。

テクニカル分析でトレードしているというと「ダサい」かもしれません。ファンダメンタルで情報を分析して総合判断する「かっこいいトレード」はできませんが、利益が出ればいいかなと思います。

テクニカル分析を推奨しているのではありませんから、やりやすい方法でトレードして下さい。大切なことは、何か一つに特化して得意分野を作り、その他に惑わされないことでしょう。