ローソク足が、サポートラインやトレンドラインなどのネックライン付近にくると、反発・反落やブレイクを期待してエントリーしたくなります。しかし、「ネックライン付近にきただけでは根拠が薄いので様子見すべき」という記事を前回書きました。

では、ネックラインにきたときに、どこでエントリーするのか。

私は、3本の移動平均線がすべてネックラインを抜けたら、トレンドフォローを考えます。具体的には次の3つです。

①3本の移動平均線がブレイク
②パーフェクトオーダー
③押し目や戻りでエントリー

実際に、ユーロオージーで見てください。まず4時間足で、どのような局面か先に見ておきます(下記チャート)。同じ水平ラインで、3回反発したあと、4回目でいったん下にブレイクしました。もちろん4回目で反発する可能性はあったわけで、ここで下抜けしたのは結果論です。

下降トレンドなので、トレンドフォローはショートをすることです。2回目や3回目でショートしたら、一時的に含み損をかかえることになります。結果的に下抜けした4回目のみショートするには、何を確認したらいいでしょうか?

そこで、4回目の箇所を15分足で見てみます。

まず、①3本の移動平均線が、ネックラインを下にブレイクするまで待ちます。今回は、Aで3本とも下抜けしました。ですから、ここからトレンドフォローの準備をします。そして、②パーフェクトオーダーであることを確認し、③戻りがきたらエントリーします。

A以降は、パーフェクトオーダーが維持されている限り、戻りを狙ってエントリーを考えます。ネックラインを下抜けした瞬間に、飛び乗ることはしません。

違う場面を見てみます。
次のチャートは、最初と同じ4時間足ですが、ネックラインを引く位置を変えました。2回目のAで下抜けしていますが、きれいにブレイクしたわけではなく、もみ合ってから下抜けしています。

焦ってエントリーすると、少しの戻りで損切りになる可能性がありますから、15分足で①②③の流れを確認してからエントリーします。次が15分足です。

Aの手前では、ローソク足がネックラインを下抜けしていても、3本の移動平均線はネックラインより上にあります。Aでようやく3本ともネックラインを下抜けしたので、ここからトレンドフォローの準備をします。パーフェクトオーダーを確認し、戻りがきたところでショートを狙います。

このように、ローソク足だけで判断せず、「ローソク足+3本の移動平均線」も見ると、期待値の高いトレードができると考えています。もちろん、トレード回数は少なくなりますが、ネックライン付近で往復ビンタをくらう回数は大幅に減り、メンタル面でもメリットがあります。

ネックラインを抜けるかどうか予想するのではなく、実際にブレイクしたことを確認してからエントリーを考える。これだけでも、無駄なトレードを減らせると思います。勝ちトレードを増やすことだけにとらわれず、負けトレードを減らすことも大切です。