ユーロ円が史上最高値を更新しています。上昇トレンドが継続している時の注意点は、押し目をつける箇所でロングしないことです。上昇トレンドとはいえ上げ続けるのではなく、押し目をつけますから一時的に下落する場面があります。これを理解していないと、「損切りしたら上げていった」という悔しいトレードが連発します。
これについては、11/4の記事で触れました。直近のユーロ円4日間で、押し目を付けた箇所を15分足で見てみます(下記チャート)。1から5が押し目を付けた場面です。スイングで何日もホールドするなら関係ありませんが、デイトレードならロングするタイミングが重要になります。
ただ、どの市場が押し目になり、どの市場が上昇するかは全く予測できません。そこで、1日を3つの市場に分けた時、上昇トレンドなら2つの市場が上昇し、一つの市場で下落する確率が高くなるのではないかと思います。
【3つの市場】
①アジア
②ロンドン
③ニューヨーク
このうち、ロンドンかニューヨークで上昇すれば、私のトレードスタイルからすると乗れる確率が高いです。つまり、1日の中でトレンドに乗れる確率は「3分の2」に近くなります。この先もトレンドフォローをしていれば、期待値は高いとわかります。
もちろん、大局のトレンドが継続することが前提なので、トレンドが短かったり長続きしなければ確率は下がります。「3分の2」と述べましたが、確率を下げる要素はたくさんあり、悪く見積もると結局のところ確率は「50%を少し上回る程度」になるのでしょう。ただ、トレンドフォローだと利幅を伸ばせる場面があるので、損益率が良くなります。そうするとトータルでは期待値があるのです。
トレンドが発生している時、トレンドフォローをすれば勝てる確率が高いということでしょう。トレンドを見つけるのは、チャート分析をしていれば誰でもできますし、簡単です。こういう考えをすると、トレードの本質が見えてきます。
なお、現在のユーロ円は4時間足で見るとチャネルライン上限です(下記Aの箇所、12時時点)。もしこのチャネルラインを上抜けると、かなりの値幅を出してくるのではないかと予測しています。
日足で見ると、値幅を達成するなら180.00円は優に超えてきます。
10月上旬にあった、Aの大きな窓開けがポイントになっています。ここからトレンドが発生していて、まだ達成感はないように見えます。下がる材料がなければ上がる、と思うのでトレンドフォロー継続します。



