チャート分析 PR

初動がでたらラインを引く

昨日のロンドン時間前半で大きく動きました。これをきっかけにずっと乱高下していましたね。何度か紹介した特徴と似た場面がありましたので見てみます。

①と②を結んで、平行ラインで③に合わせます。こうすると、④以降の上限目安が出やすくなります。今回は④⑤⑥⑦とも、このラインからはみ出てますね。この場合、ラインの角度が重要になってきます。ラインと移動平均線(EMA)の向きです。

移動平均線よりラインが緩やかな場合、今回のようにラインを抜けてきます。また、③の合わせる上限がすでに第3ゾーンですので、ラインの幅が広くなり、角度が緩やかになります。緩やかな場合、ラインを抜けたら反転してまたラインの裏側にタッチしてくる、というようなイメージです。

ラインに沿って見てみると、③は第三ゾーン、④以降は第二ゾーンです。⑦になると第1ゾーンです。緩やかなラインですね。①②③の情報が、その先の相場を教えてくれるのですね。正解ではないですが、値動きのヒントを出してくれています。

つまり、トレンドが出始めた「初動」の動きは、非常に大事です。トレンドの初動が、どんなトレンドになりますよ、と言ってる気がしてなりません。それほど重要ですので、チェックして下さい。

私が、1回1回のトレード損益を気にするのではなく、ひとまとまりのトレンドでの損益を気にして下さいと言ってるのはこの点もあります。ひとまとまりのトレンドで勝てばいいわけです。何回か負けたけど、トレンド全体では勝てたというのが重要な考え方です。トレンドを把握していれば、ひとまとまりのトレンドで負ける事が少なくなります。初動の第一波でロスカットが遅れて含み損を抱えなければ、かなり有利のトレードができるはずです。

「サインを待ち焦がれて、第1波で動いてすぐエントリーして逆行」

という図式はまずい事が分かりますね。じり負けする方は、このような傾向もありますので今一度ご確認下さい。初動が出たら、即エントリーではなくてむしろトレンドの把握に努めます。このトレンドでのトレード履歴です。参考にしてください。

15:40~17:00での損益です。抜き幅は別として、勝率は絶対に良くなるはずです。後付けでの解説であれば、まぐれでも勝率や利益はたたき出せません。相場が動くと、必ずいつもと同じ波が出ます。この波のパターンをどれだけ持つか、多ければ絶対にトレードで勝てます。繰り返し、似たような相場は紹介していきます。何度も反芻することで勝てますので、飽きずに見て下さい。このように文章で軽く書いてますが、本当に重要でどんな手法でも使えます。