1枚目のチャートは、先週のドル円15分足です。1日ごと、高値と安値を綺麗に切り下げました。
2枚目のチャートは、15分足の黄色いカウンターチャネルラインの部分(2/16の戻し)です。
15分足と1分足で同じ場面ですが、時間軸を変えると見える情報が全然異なると思います。15分足では、じりじりと時間をかけた戻しに過ぎませんが、1分足では高値を切り上げる上昇トレンドに見えます。特に、高値を切り上げた後は、移動平均線を下回っても安値を切り下げませんね。当然といえばそうなのですが。
そして、仲値後につけた当日の高値、Aの価格帯がレジスタンスとなり、止められています。
同じ山を見るにしても、15分足の場合は、遠くからその山を眺めている状態で、一枚の写真で山全体が見えるイメージでしょうか。1分足の場合は、山の中にいてどんな木々があるのか1本ずつ目視できる状態、というイメージです。どちらも同じ山ですが、見える景色は全く異なります。
スキャルピングの場合でも、1週間終わってみて全体の流れが分かっていないと、翌週も迷ったままスタートすることになります。月曜日にパッとしない場合、もう一度先週のチャートをチェックしてもいいと思います。先週月曜日から金曜日まで、全ての1分足をサラッと見るのも時間をかけずにできます。ここで入っていれば勝てた、損切りすればよかったなど仮定し、イメージすることは大切です。イメージしていない勝ち方はできませんし、その逆に、勝ち方をイメージしておくとその通りにできるようになると思います。