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ドル円チャート分析|152.00円ネックライン

今週は月曜日から下げトレンド。
4日間で550pips以上も下げました。事後的にヘッドラインを見ると、このドル円の下げ方は、来週の日銀や米大統領選などの思惑だけで進んでいる節があり、あまり実体が伴っていないとも言えます(相場は思惑で動くものですが)。そうなると、日銀がたいした発表でなければ、下げた分の反動は大きいかもしれません。

昨日は、強烈なサポートラインである152.00円を一瞬だけ割りました。日足で確認してください(下記チャート)。Aが2022年の介入前の高値で、151.95円付近です。Bが昨日の安値で、ほぼぴったり同じ価格(151.95円付近)で反発しました。

151円台がサポートラインであることは、7/15に触れています。日足の200EMAにもタッチしたので、下げは一服したように見えます。4時間足でも見ておきます。Aが2022年の介入前の高値です。

では、実際に昨日このサポートラインに触れたとき、反発してロングすることは可能でしょうか? 強いサポートラインは1回で下抜ける可能性は低く、何度かトライするはずですから、ロングすることは有効と思います。

しかし、水曜から暴落気味に落ちてきています。いくら厚い壁にぶつかったからといって、反発する根拠はありません。リアルタイムでは、落ちているナイフをつかむようなポジションとも言えますから、逆張りのロングは、普段からテクニカルでトレードしていないとできない行動です。1回で一気に下抜け、暴落する可能性もありましたので。

結果的には、200pips以上も反発し152円割れはお預けとなりました。大切なことは、普段からしっかりテクニカルを根拠としてトレードすることです。大相場だけ相場観だけで儲けようとしても、普段やっていないトレードができるはずありません。チャート分析をし、チャートを元にトレードする癖をつけておきたいです。