チャート分析 PR

ラインの引き方(順番)

ドル円が高値ブレイクしました。
「ドル買い」という観点では、他の通貨ペアに対してもドルが上昇していますので、ドルストレートは連動しています。対ポンドで見てみましょう。下記は30分足ですが、これからどのような戦略を立てればいいか、まずはラインを引いて考えます。

まず、下降トレンドが発生しており、Aは前日の安値がレジスタンスになっていることがわかります。しかし、BCは、前日の安値をいったん上抜けしています。ですから、今日(D)も前日の安値はいったん上抜ける想定ができます。

Aと、BCの違いは大きいです。下降トレンドが出ているから「ショートする」というのでは、タイミングを考慮できていません。ショートするにしても、どこでエントリーするかが大切です。

横のラインを引いたら、次は斜めのラインを引きます。

移動平均線に沿って引くと、このトレンドの「角度」がわかります。斜めのラインは、高値に何本か引くと良いです。同じ角度のラインで引くことが重要です。私は、中枢となる時間軸が15分足なので、15分足にも同じように引きます。30分足とほぼ同じ角度です。

今回は、①で安値同士を引き、同じ角度で②③④と複製しました。移動平均線に沿っているので問題ないでしょう。引く順番は、毎回異なります。移動平均線に沿っていればいいです。斜めに何本か引いても、何だか流れがわかりません。そんなときは、下記のようにフィボナッチチャネルでチャネルラインを上下の2つに分けます。

斜めの余計なラインがなくなり、上段と下段の値幅も同じなので、見やすいです。こうすると、下段にある間はショート回転かな、というイメージがわきます。さらに、水平ラインも引きます。

水平ラインは、何度も反発・反落・ブレイクしている箇所です。やはり、チャネルラインの真ん中あたりですね。こうすると、ニューヨークに戻り売りができるかどうか、でしょう。明確な戦略ができました。パーフェクトオーダー回帰するならショートしますし、そうでないならエントリーしない。ただこれだけです。