チャート分析 PR

じり下げからオーバーシュートする場面

FOMCは適度な値動きで、マーケットが消化した翌日からトレンドが発生する、という相場はよくあります。今回もそうでした。アジア時間からトレンドが出ました。ドル円の下げが強烈でした。1分足で見てください。

とりあえずトレンドが出たら、移動平均線に沿ったトレンドライン、もしくはチャネルラインを引きます。そうすると、そのトレンドの角度と値幅が分かります。どこまで下げるのかは、渦中は分かりませんから、ショートならショート回転を、ロングならオーバーシュートしたときに逆張りで入るしかありません。今回は、所々に陽線があるので、ショートで迷ってしまい、苦戦しました。

一方、逆張りは、オーバーシュートするまで本気で入らないようにしていますので、Aの箇所まで引っ張ることができました。Aは、チャネルラインを下抜けたときです。チャネルラインをはみ出すくらいトレンドが加速すると、一時的に反転します。

ロンドンやニューヨークでも、同じようなトレンドがくるかもしれない、と準備ができます。実際、ニューヨークでは、下記のようになりました。

移動平均線に沿ったラインを引き、チャネルラインからはみ出したらオーバーシュートです。ABの部分ですね。ただ、これだけ下げが強い中、逆張りのロングをするのは正攻法ではありません。実際にロングをすすめているわけではないので、見方だけ紹介しておきます。

角度が決まったら、ラインが引けます。
それに沿って、ショートするかロングするかは自由です。この相場を振り返った時、自分からどこでエントリー出来そうだったのか、復習しておきましょう。ココで入れば勝てるのか、という証拠を積み上げていきましょう。

こういう急角度の短期トレンドは、忘れた頃にやってきます。
しかし、待っていると来ないものです。ただ、いずれまた来ますから、実際に強烈なトレンドがきたとき、エントリーするまでの作法を決めておきましょう。考えている時間も、あたふたしている時間もありませんから、どの部分を見てトレードするか、決めておきます。