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チャートでチェックする場面

ドル円は、114.50円が大きな壁になっています。
何度かブレイクにむけてトライするでしょうが、ブレイクするか反落して上昇トレンドが終わるかは、未知数です。ですので、114.50円の手前でトレードすることを前提とし、短期売買に徹することでしょうか。「ブレイクを期待してロング、反転を期待してショート」これは私がよくある負けパターンなので、控えなければなりません。相場は期待通りには動きません。トレードは、得意なチャートパターンが形成されるなどの事実で行ないます。

さて、現在よく観察すべきポイントがあります。
それは、「ローソク足が移動平均線に挟まれたとき」です。私がチャート分析の中心にしている15分足で見てみましょう。

A~Eまで、ローソク足が3本の移動平均線に挟まれている箇所です。また、「短期トレンドが出たあと」という前提があります。たとえばAは、直前に短期上昇トレンドがあります。BCDは、下降トレンドという前提があります。Eは、短期上昇トレンドの後に「ローソク足が移動平均線に挟まれたポイント」です。

このように、トレンド後に、A~Eのようなもみ合いがあると、そのあと上下どちらかに値幅だしてくる可能性があります。昨日はEですが、ローソク足と移動平均線に挟まれたあと、ニューヨーク時間に高値ブレイクしてきましたね。エントリータイミングを測る時、もみ合いならもみ合いで、ポイントを絞ってチャートのチェックができます。「この後どっちかに動くポイント」とわかっていれば、エントリーの準備ができるようになります。「そろそろエントリーかな?」という心の準備です。

そして、イメージ通りになり始めたら、実際にエントリーします。この作法は、リアルタイムでトレードしている自分にしか分かりません。

エントリーしたくて、やみくもに勝てそうなポイントを探す作業とは大違いです。もみ合いから解き放たれる局面にある、という理解がなければ、トレンドに乗ることはできません。そのようなタイミングが測りやすい場面を毎日見つけられなくても、気付いたらエントリーすればいいでしょう。毎日勝てるトレーダーはいませんから、焦る必要はないです。

基本は、「トレンド→もみ合い→トレンド」の繰り返しです。
今どの局面か把握するか否か、ということです。把握できれば、このあと数時間の戦略は立てられるでしょう。やはり、トレードは基本が大事ということです。