FXは何十個も通貨があり、通貨の特徴やスプレッドが違ったり、スキャルピングでは特に通貨毎の違いに影響を受けますね。今回は、昨日と今日のAUD/JPYのチャートを比較してみたいと思います。画像をご覧下さい。1分足ですが、トレンドの波が違うのが分かると思います。
どちらのチャートも、よく見るタイプのトレンドです。左側は昨日のAUD/JPY、じり安です。このような値動きの時は、どこで反転するか分からないのでスキャルピングで数pipsを抜くトレードで勝つのは困難です。例えエントリーするにしても、バネの理論では期待値が低いため、他の根拠が必要になります。
絶対にやってはいけないのが、そろそろ反転しそうだから打診買いしてみよう、というトレードです。勝てばいいじゃないか、と思うかもしれませんが、損切りラインを決めているかどうかです。たとえ勝ったとしても1~2pips足らず、そして負けるとずるずると下がっていき諦めがつかずに5pips以上の損切りになったりします。
リスクリワードは1:0.5とかになり、確実に破産候補のトレードです。なぜなら、そのトレードをやる人は今後も1,000回同じ場面でエントリーするからです。癖は自分では気付かないですからね。
そして右側のチャートですが、これがスキャルピングで勝率の高いチャートです。10分間のローソク足も値幅があり、最後のローソク足がとても値幅を出しています。ただし、さらにローソク足を伸ばして第五ゾーンを抜ける想定もしておかなければなりません。(オージーはポンドの半値しかない割に、最近はボラが非常に高い通貨です。)
スキャルピングを始めた時は、オージーは値動きが少なくて第2ゾーンとかでも珍しくてロットを張っていました。今は軽く第5ゾーンにくるので、時代が変わりました。建玉操作をかえるだけで基本的なバネの理論はかわりませんので、勝てなくなる心配はないです。もし勝てなくなったら、相場環境が把握できていないだけです。
このようなチャートをいかに待てるか、そして実際遭遇した時にいかにエントリーできるかですね。期待値の低いチャート、期待値の高いチャートを再度ご確認下さい。どの通貨もじりじり相場はありますのでハマらないにしましょう。